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銀英伝人物評47<ヨッフェン・フォン・レムシャイト>

2004年08月24日 15時16分00秒 | 銀英伝人物評
伯爵。フェザーン駐在高等弁務官。無能な人物ではないが、帝国貴族にありがちな秩序と伝統を守ること重んじる、貴族絶対主義者。
高等弁務官の就任はルビンスキーが自治領主になるのと同時なので本伝開始時点では就任5年目となる。ルビンスキーが黒狐と陰であだ名されてたのに対し、白狐とあだ名される。

リップシュタット戦役には参加していないが、すでに帝国内に居場所がないため、ルパート・ケッセルリンクの誘いに乗って皇帝誘拐および同盟への亡命をする。
同盟で銀河帝国正統政府を樹立させるが、この政府においては閣僚首座の国務尚書となる。ルパートには帝国宰相の兼任も勧められたが、宰相職になると、他の貴族の反感を買うだろうと計算し、結局首相として落ち着く。

だがこの政府はゴールデンバウム王朝の復興を標榜しながら、魂胆は自分たちの権益回復にある。したがって、閣僚たちは帝国軍が同盟に侵攻すると危機感がつのり、皇帝への忠誠より自己のエゴイズムが露呈してきた。結局レムシャイド伯は彼らをまとめることができず、最後まで皇帝への忠誠心を忘れなかったのはメルカッツだけだった。

帝国軍がハイネセンを襲撃し、同盟政府が降伏するとレムシャイド伯の邸はロイエンタール軍に囲まれたため毒をあおいで自殺した。

ちなみにフェザーンにある帝国の高等弁務官府は後にラインハルト夫妻の住居となりヴェルゼーデ仮皇宮。ヴェルゼーデは地名である。

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