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銀英伝人物評27<ウルリッヒ・ケスラー>

2004年08月13日 13時22分00秒 | 銀英伝人物評
銀河英雄伝説 朝の夢、夜の歌 ◆20%OFF!かつてラインハルトとキルヒアイスが憲兵隊に出向したとき、過去の事件記録からその存在を知る。その事件とは、不敬罪を犯した老婆に対し、大岡裁き的な処置で救おうとした事例で、だがそれゆえに辺境勤務においやられる。

グリンメルスハウゼンの大将昇進パーティでは会場の警護を仰せ使い、リューネブルクとラインハルトの決闘を止める。ラインハルトとの直接の対面はこのときが初めて。さらに第6次イゼルローン攻防戦では軍務省高等参事官代理としてラインハルトに同行。

ラインハルトが元帥府を開くとそれに加わる。OVAではオリジナルエピソードとして、リップシュタット戦役で焦土作戦を行うにあたって辺境惑星から食料物資の調達に行く場面があるが、正直に言うとここらへんのエピソードはあまり面白くない。

後に帝都防衛長官と憲兵総監を兼務。腐敗の温床であった憲兵隊を改革する。その改革に対し、憲兵隊内部にはケスラーに反抗しようとする勢力もあり、彼のスキャンダルを握ろうとしたりもしたが、しっぽをつかめなかったらしい。このあたり、原作でしか味わえない面白みを感じる。また憲兵隊と、ラングがトップを勤める内閣安全保障局の秘密警察との間には確執があり、ケスラーと内務省書オスマイヤーはオーベルシュタイン・ラングとの政治的対立があったという話が原作にあるが、このエピソードはOVAじゃわからないだろう。それゆえに、ラングがロイエンタールに罵倒された会議でラングが退室する際にビッテンフェルトとともに冷笑を浴びせている(ラングは笑声を聞いて冷笑したのがロイエンタールと勘違いしたが)。

ちなみに、エルウィン・ヨーゼフ2世が誘拐されたときは、その真相には(たぶん)気付かず。まぁ仕方ないか。キュンメル事件では、密告したトリューニヒトを拘禁すると同時に地球教団の鎮圧を行う。また、この事件がきっかけで地球征伐が起きる。

フェザーン遷都と同時にオーディンを離れて今度はフェザーンの防衛にあたる。またミッターマイヤーがラングを射殺しようとしたときはこれを阻止する。さらにルッツの忠告によりラングがボルテックを無実の罪に陥れた証拠をつかみ、ラングを逮捕・処刑する。

柊館炎上事件では現場の指揮をとると同時に自ら救出にあたる。
憲兵総監としての業績は十分で、適材適所としか言いようがない。それにしても最後の方はおいしいところどりで、一気に印象が強くなった。20歳以上年下のマリーカと結婚したせいで、ファンの間でロリコン疑惑が生まれたのは、彼の完璧すぎる人間性の反動か。

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