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プログラマ視点でみたシリコンバレー シーズン2(1)

2019年01月18日 22時02分33秒 | テレビ番組
今回からはシーズン2のレビューです。個人的にはこのシーズン2が一番好きですね。



<ネタバレあり>

第1話「サンド・ヒル・シャッフル」<原題:Sand Hill Shuffle>

テッククランチの優勝から数か月後、パイド・パイパーはVCたちから注目され続け出資の話が引く手あまたでした。しかし本命は起業時から5%の出資をしているラビーガに決まっており、ラビーガの代表ピーター・グレゴリーがアフリカから帰国し次第条件を詰める予定でした。
ところが、ピーターがアフリカで亡くなったという訃報が入ってきます。

ピーターのいないラビーガはあてにできないと、アーリックとリチャードは以前から出資の打診をしてきていたVCのひとつ、スターン・テイラー社へ出資の依頼をしにいきました。
そこで意外にも冷めた反応をされますが、リチャードがその態度に怒りを露にすると手のひらを返したように評価額と出資金を値上げしてきました。
これに味を占めた二人は他のVCに赴いてはわざと無礼な態度を働き評価額と出資金を釣り上げていきます。そしてついに評価額7500万、出資金1500万までいきます。

一方、ピーターの後を継いだローリー・ブリームはパイド・パイパーをつなぎとめるため、評価額1億、出資金2000万を提示。リチャードはラビーガと契約することに同意します。
しかし、モニカはその話を断るようにこっそり伝えてきました。身の丈に合わない評価額は自分の首を絞め、ダウンラウント(増資による株価低下)につながるからです。

ピーターの告別式でローリーと再会したリチャードは、評価額5000万、出資金1000万の条件で交渉し、彼女も同意します。
しかしその告別式の最中、リチャードへ顧問弁護士のロンからメールがきました。
ギャビンがパイド・パイパーの所有権を主張し訴訟を起こしたというのです。

今回は新シリーズの第1話ということもあり出演者が豪華です。
冒頭のAT&Tスタジアムで登場するドリュー・ヒューストンはDropBoxの創業者、ウィンクルボス兄弟は映画「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカーバークと因縁を持つエンジェル投資家として登場します。仮想通貨の取引所を持っており、このシーンのセリフの中にもビットコインがでてきています。告別式のシーンでスナップチャットを擁護している人はスナップチャットのCEOエヴァン・シュピーゲルです。



第2話「暴走する評価減」<原題:Runaway Devaluation>

ギャビン・ベルソンから訴訟を起こされたため、ローリーはパイド・パイパーへの出資を取りやめます。
そこでリチャードとアーリックはほかのVCに出資の依頼に行きますが散々失礼な態度をとってしまったことが仇となりことごとく断られます。

会社の資金も底をつき始め、5人で等分するつもりだったテッククランチの優勝賞金にも手を付けざるを得なくなりました。
それを聞いてあわてたのがディネシュ。彼はいとこが開発したアプリ「ブロー」にクラウドファンディングで5000ドルだしていたからです。
賞金が手に入らないとなると、出資金が目標額に届いてしまった場合、本当に払わなければなりません。

その「ブロー」を使ってジャレッドがVCのブランスコム社の人間とつながり、先方から是非説明にきてほしいと依頼を受けました。
技術者も連れてきてほしい、という要望からかなり脈ありと感じたリチャードたち。

しかしその誘いは罠で、ブランスコムが投資している圧縮会社のエンジニアたちの前で技術の説明をさせて盗むのが目的でした。気づくのが遅くある程度の技術情報が彼らの手にわたってしまいます。

打つ手がなくなったリチャードにロンから連絡が。すご腕の法廷弁護士を依頼料8万ドルだけで雇えるという話でしたが、その8万ドルすら厳しい状況。
すると今度はギャビン・ベルソンから呼び出しを受けます。彼は、リチャードにフーリーにくるよう誘います。

ディネシュのいとこが使ったKICKSTARTERは実在のクラウドファンディングの会社です。
またギルフォイルがパイド・パイパーの説明に使っていたH.264は動画圧縮規格MPEG4のことです。