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【読書感想文】朽ちる散る落ちる

2007年08月01日 13時58分41秒 | 読書感想文
結構難解な人間関係。




『朽ちる散る落ちる』
作者:森博嗣

ストーリー:
殺人事件の発生から一週間が経った土井超音波研究所では警察の手により地下室への開通が成功した。それに立ち会うべく勝手に押しかける紅子たち。
それに先立ち、保呂草は各務亜紀良を介して、藤井という女性から研究所の地下室への立ち会いを依頼されていた。
紅子は立会いの2日前に小田原長治から紹介されたN大の周防教授と会い、人工衛星の中で起きた密室殺人事件の話を聞いていた。小田原の真意が掴めない紅子だが、その衛星の事件と研究所には何かつながりがあると推測した。

研究所の地下室にはさらに内側からロックされた部屋があり、その部屋からさらに地下に降りるハッチが見つかった。ハッチを下りると中は円形の小部屋になっており、何者かの死体が見つかった。果たしてその死体が人工衛星の事件と関係があるのだろうか…。

感想:
ストーリーが結構入り組んでて登場人物の関係もちょっとややこしいため、ストーリー紹介はかなりはしょった。
今回は前々作で少し触れられた纐纈家の人間が登場。また、土井博士や小田原博士の秘密についても(たいした秘密じゃないが)明かされる。
肝心の衛星の密室殺人の種明かしは・・・・・・なんというかたいしたことない。また、研究所の地下の密室についても、なんか切れ味悪いというか、適当な感じがする。そういう意味では本作はVシリーズの中ではいまいち感が強い。保呂草の暗躍も今回は控えめ。

映画見た【犬神家の一族】

2007年08月01日 01時49分09秒 | 映画の感想
さっき借りて見てみた。



『犬神家の一族』
2006年公開

ストーリー:
昭和22年。長野県那須の大財閥犬神家の当主・佐兵衛が死去したが佐兵衛の母親の違う三人の娘は遺言のことを気にするばかりだった。遺言状を管理している古館弁護士事務所の若林はこの犬神家に恐ろしいことが起こると予感し、東京の私立探偵・金田一耕介を呼び寄せる。
だが金田一が那須に到着して早々、若林は何者かに毒殺される。若林が金田一に依頼していることを知った古館弁護士は引き続き遺言状の公開に立ち会うよう依頼する。
遺言状は犬神家一族全員が揃った時に公開されるという条件だったが、最後のひとり、佐清も出征から戻り佐兵衛の死から7ヶ月経ってようやく公開されることになった。
遺言には、全財産を犬神家とは血縁関係にない野々宮珠代に譲るとあり、その条件として佐兵衛の三人の孫のうち誰か一人と結婚することが条件になっていた。珠代の祖父は佐兵衛の恩人であり、その縁から珠代は犬神家に引き取られていた。
混乱する犬神家の一族たち。そして最初の殺人が起きた。佐兵衛の孫の一人・佐武が何者かに首を切られて殺されていたのだ・・・。


感想:
ドラマなどで何度も見ているが、犯人は覚えてなかった。見てるうちに色々思い出したのだが、犯人は最後の方でわかった。
各シーンはまるで舞台のように仰々しい感じがあり、それがある意味新鮮でよかったかな。松嶋菜々子もよかったし。スケキヨは相変わらずいい味出してる。