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【読書感想文】六人の超音波科学者

2007年07月15日 15時48分15秒 | 読書感想文
久々に理系色の強い話になった。




『六人の超音波科学者』
作者:森博嗣

ストーリー:
愛知県の山奥にある土井超音波科学研究所に正体された紅子と小鳥遊。その日は研究所で土井博士からマスコミへの発表があることになっていた。車で送りに来た保呂草と紫子は、取材にきたマスコミに雇われて成り行きでその日の研究所のパーティーに参加することに。
この研究所は設立者の土井博士のほかに5人の科学者が研究をしているが、そのうちのひとり、スコット・ファラディが絞殺死体で発見された。

一方、研究所に通じる橋の爆破予告が警察にあり、捜査に来ていた警官たちの目の前で橋は爆破され、ひとり橋を渡っていた七夏は仕方なく研究所に足を運ぶ。そしてファラディ殺害事件に巻き込まれた七夏は捜査を開始するが、紅子、小鳥遊と一緒に何者かに閉じ込められる。
ようやく保呂草に救出された紅子たちだが、土井博士の首なし死体が発見された。そしてその隣には小鳥遊が窒息死寸前の仮死状態だった。
果たして犯人の目的は何か?


感想:
非常にストーリーをまとめづらかった。
Vシリーズの中ではあまり面白くなかったのが個人的な感想。七夏が今回も登場するが、ここまでくるとわざとらしすぎるというか、ご都合主義過ぎな感じがしてしまう。
紅子は今回活躍してて、最後は見事な推理で真犯人とトリックを暴く。トリックは結構わかりやすく、ミナミも途中で気づいた。また、研究所の科学者顔負けの学説披露は半分以上意味がわからなかったが、久々に理系知識全開で面白かった。
小鳥遊の生い立ち(?)の秘密が少し触れられており、これが次回以降の伏線になるだろうと思われる。


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