磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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2008年12月12日 | TOP【もくじ】
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■赤岩栄著作集■

1 死と生の所属・ほか

2 永遠者の探求・ほか

3 神を探ねて 人間・この逆説的なるもの

4 私はいまもイエスを追う・ほか

5 キリスト教と共産主義・ほか

6 イエス伝・ほか

7 新しい人間誕生、ほか

8 人間への省察・ほか

9 キリスト教脱出記・ほか

別巻 赤岩栄研究











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赤岩栄著作集1 死と生の所属・ほか

2008年12月12日 | 読書日記など
『赤岩栄著作集1 死と生の所属・ほか』
   赤岩栄・著/教文館1971年

昔の本ですね。
--今の神学は外国では発展しています。
この本は随筆にしかすぎないと思う……。
この著者の想いでしかない……。
--しかし、想いにも意味がありますね……。
それに間違っていることからも、学ぶことはできると思う……。



注記 赤岩栄全著作目録:p248~262 赤岩栄年譜:p263~283
内容 死と生の所属 微行者イエス

神の子、イエスというもの……。下「」引用。

「エルサレムの娘よ、わが為になくな、ただ己がため、己が子のために泣け。  エルサレムの婦人達は、カルヴァリの丘に形場の露と消え給う、美しき魂の危機のために泣いた。併しそのイエスの生命の危機のみが、彼女達の意識せざる底知れぬ無気味な永遠の危機を、救うものであることに気附かなかったのである。イエスの十字架の死の意義は、ただ神との交をもたない自己の生が、何処にも最後の根拠を見出し得ないことを識って、永遠なる空虚に泣く者のみの認め得る事実である。」

こんなことを言う人の代理になるというのは、大変なことだろう……。

思い上がってなどはいられないのではないか?

ユダのことについて、遠藤周作でずいぶん、イメージがかわった……。

それを知らないだろう著者……。下「」引用。

「ユダの叛逆の責任は、ユダにはなくしてイエスにあるのではないか。この間に和して、凡ての人々が騒いでいる。神の前に自己を弁護するためにはユダを引合に出すことが、最も好都合である如くに……。
 併し、イエスの弟子はそれに答えるであろう。たとえばここの一人の医者があって、死に瀕すしつつある病人に、効力のある薬を与えた時、その病人が服薬を拒んで、自ら死を選んだと仮定せよ。責任は、医者にあるのか、それとも病人にあるのか。」

著者は神の代理として、病人を裁いたのだろうか?……。

それとも、十字架に付いたイエスに対した、死刑執行人のように、自らは罪のなき者としたいのだろうか?

イエスの弟子というのは、薬を飲まなければ、飲ませる努力をしないのだろうか?

イエスの教えでは、最後の一匹までも救おうとするのだけれど……。

それは関係ないのか?

新約聖書のイエスの教えは弟子に語られたものが多い。

それぞれの立場を大切に聖書を読みたいものですね。

キリストは病む人に対して、裁くなどということはされない。

もし、試しがある場合、その人の信仰を誉めている場合があるのでは……。

そして、イエスはユダに対して、「友よ!」と云われていることに遠藤は注目していたと思う……。







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遥かに祖国を語る-小野田寛郎・酒巻和男対談-

2008年12月12日 | 読書日記など
『遥かに祖国を語る-小野田寛郎・酒巻和男対談-』
   小野田寛郎・著/酒巻和男・著/時事通信社1977年

真珠湾で特殊潜航艇の艇長だった酒巻和男
ルバング島に30年間こもっていた小野田寛郎の対談です。



小野田はブラジルで牧場主、酒巻は、ブラジル・トヨタの社長。

バスの窓にも軍神……。下「」引用。

「--あの当時九軍神の話は、国民のあいだで喧伝されまして、これはご存じないと思いますけれど、横山少尉ですか、中尉ですか……。
 酒巻 中尉ですね。
--あの方の「新葉和歌集」の宗良親王の歌を本歌にした「君のため何か惜しまん若桜、散ってかひある命なりせば」という歌を、バスの窓にまで戦争中張っていました。」

「二度靖国神社に」下「」引用。

「--中尉になったのをいつ知られました。
 小野田 そんなことは全然知りませんからね、こっちは。戸籍の上じゃ昭和二十年八月二十日に、胸部貫通銃創で戦死ということになって、一応片づけられちゃったんです。それが昭和二十年の八月で、二十一年の三、四月ごろに残留組が帰ってるわけ。で、そのときにまだ生き残っているということをきいて、またそれを消したわけですな。昭和二十五年になって、一人が日本へ、山のみんなから離れて帰って行って、それであと三人残っているという報告があった。それじゃまだ生きてるらしいというわけで、またもどして少尉にして靖国神社から出た。
--そうですか。(笑)
 小野田 それまでずーっときて、二十九年に向こうの士官学校の卒業課題で討伐が出て、それに引っ掛かって島田もやられました。そのときに、ぼくなんかどっちかが負傷して、それで結局、まあ食べるものも食べないから自決したんだろうということになった。三十二年、三十四年と捜索隊が来たんですけれど、まあ何もないから結局二十九年に死んだろう。つまり島田君が戦死したときに、一緒にまた靖国神社に入った。それからずっと四十九年まで二十年間、中尉のまま靖国神社に入っていたんです。
--二度靖国神社にお入りになったのですか。
 小野田 そうですよ。」

このことは、『愛国者の条件 昭和の失策とナショナリズムの本質を問う』に書かれてあったことですね。

その本の著者たちがいうこが正しいだろうとボクは思う……。

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東条「国家百年の計」といっていたそうです。下「」引用。

「小野田 その時分、田舎の、まァ日露戦争あたりを経験したお年寄り連中、うちの親なんかも含めて、アメリカがガタルカナルで反撃したときに、すでに向こうでは学生が飛行機に乗っているんですね。まだ戦闘に加わっていないんでけれどね。日本では東条が、「国家百年の計」という言葉を出したんですね。日露戦争のときは、こんな悠長なことをしなかった。ほんとうにみんな、何はともあれ戦争で乗り切られてしまえばおしまいなんだから、百年の計なんていって、負けちゃ、もう百年の計もないんじゃないか。なぜ早く動員しない。アメリカが学徒動員しているのに、日本がしないのは不合理だと、盛んに日露戦争組は批判していました。」

現実検討能力が低く、きれいごとをいう政治家たちには、気をつけたいものですね。








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「北朝鮮核実験」に続くもの-核拡散は止まらない-

2008年12月12日 | 読書日記など
『「北朝鮮核実験」に続くもの-核拡散は止まらない-』
   吉田康彦・著/第三書館2006年

元国連IAEA(国際原子力機関)広報部長。
NHKの記者生活23年、広報担当の国連職員10年、大学の教員生活15年……。

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ブッシュ政策はダブルスタンダード(二重基準)と指摘。
これは多くの人も指摘していますね。

日本の核武装論について書かれてありました。下「」引用。

「タブーでなくなった日本核武装論
 2006年10月、北朝鮮の核実験の報を受けて国内世論が沸騰する中で、中川昭一自民党政調会長が「日本として核武装の議論はあってよい」と、テレビ番組で日本核武装論を容認したと受けとられかねない発言をして波紋を広げた。その伏線はいろいろある。
 その一カ月前の9月、中曽根康弘元首相が都内で記者会見して、「国際情勢が大きく変動した場合を想定して、核兵器問題を検討する必要性もある」と語った。これは中曽根氏が会長を務める世界平和研究所がまとめた政策提言を説明した中で述べたものだったが、中国、韓国、さらに米国のメディアはす「元総理が日本の核武装を提言した」と大々的に報道した。」

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著者はこんなタイトルをつけている。
「「汚い爆弾」(ダーティー・ボム)はさほど汚くない」 下「」引用。

「-略-「汚い爆弾」は放射性物質を散布するだけで、核分裂反応を起こさないので威力が限られる。放射能障害というのは、核種によって異なり、被曝線量によっても影響の程度が異なるので、一律には論じられない。」

他人事だから言えるのだろう……。

アメリカ軍が無害かのようにいう、劣化ウラン弾でさえ、現実はひどい被害を与えているのが現実だろう……。

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この人を頼る反原発? の人がいるという。下「」引用。

「原子力をめぐっては、私は原発推進派に入れられたり、反対派に頼りにされたりしているようだが、基本的にはリアリスト(現実主義者)の立場を貫いている。つまり条件付き推進派である。脱原発は望ましいが、少なくともあと数十年間、人類は、大量発電と安定供給が可能で、CO2(二酸化炭素)を排出しない原子力に頼らざるを得ない。」

中曽根も、平和を研究しているらしい……。
ナチスのヒトラーも「(ヒトラーのための)平和のための戦争」だった……。
--しかし、彼らのは積極的平和など全く考えていない!
構造的暴力を守り、つくりだしていく人たちだろう……。

また、反原発といいながら、電気会社などからたくさんのお金を盗ろうとする人たちもいる……。

灰色にしたら、原発は推進できるというのが、この人たちの考えですね。

今もそうだけど、この本が出版された時も、原発は必要ではないというのが正しかったろう……。
必要でもないものを、子孫に負債と危険を受け継がせる人たちである……。

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核拡散は止まらないのではなく、核拡散を止めたくない人たちが権力を握っているというのが事実だろう……。









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岩波ジュニア新書588 アフリカのいまを知ろう

2008年12月12日 | 読書日記など
『岩波ジュニア新書588 アフリカのいまを知ろう』
   山田肖子・編著/岩波書店2008年

知らないということを、まず知ろう! 下「」引用。

「アフリカの貧困を救うための援助は非常に重要ですが、相手を知らずに善意だけで、私たちがいいと思うことをそのまま持ち込んでも、押し付けになる可能性もあるのです。」



■目 次■
はじめに
I アフリカを知ろう 山田肖子  1
II アフリカの研究者にきいてみよう
   インタビューで読むアフリカのいま
 1 日本とアフリカの交流 北川勝彦  47
 2 村から国家と経済をみる 武内進一  62
 3 農業と人々の暮らし 杉村和彦  80
 4 アフリカ経済と援助 高橋基樹  96
 5 紛争・平和構築と「外部者」 舩田クラーセンさやか  116
 6 ろう者と手話 亀井伸孝  135
 7 アフリカの女性と健康 若杉なおみ  153
 8 アフリカの音楽と若者たち 鈴木裕之  170
 9 村の社会と仮面結社 佐々木重洋  189
 10 文学と社会 砂野幸稔  208
 11 自然環境に依存する人々の暮らし 池谷和信  224
  おわりに  243
  もっと深く知るためのブックリスト
   インタビュー協力 鈴木明日香 尾和潤美 二井矢由美子

人口について。下「」引用。

「アフリカ大陸は-略-人口は世界の一三・七%(八億五○○○万人)しかなく、人口密度は低くなっています。しかし、人口は年間二・四%の勢いで増加-略-」

アフリカにもいろいろあるという……。下「」引用。
「「後発開発途上国」と言われている国々の多くがサブサハラ・アフリカにあるからです。」

この本ではないが、サブサハラ・アフリカはブラック・アフリカともいうらしい。

ウガンダは日本をめざしていたという……。下「」引用。

「第二次大戦前、エチオピア帝国では国づくりのために日本帝国の憲法を研究した時代がありましたし、東アフリカのウガンダは、「アフリカの日本」になることをめざした時もあったようです。」

映画『ホテル・ルワンダ』について書かれてありました。下「」引用。

「『ホテル・ルワンダ』の日本上映を求める運動がインターネットで広まったり、アフリカへの関心がグローバルな市民運動の高まりを背景としているところなど、今日的だなあと感じています。」

そして映画についての感想。下「」引用。

「映画『ホテル・ルワンダ』には批判できる箇所もありますが、多くの日本国民の目をアフリカに向けさせるきっかけを作ったという点で、十分評価できると思っています。」

批判も大切なものですね。改善できるのは、そのようなことからですね……。
ところが、政治家たちは批判などを嫌う、お坊ちゃまやお嬢ちゃまが多いようですが、権力闘争にはご熱心のようです……。

ODAの意義を政治家が説明できないという。しかし、内政も大切なものである。内政も外交もシステムに問題があることを忘れてほしくありません……。

Webの紹介がありました。
アフリカの森










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