大阪龍馬会

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「亀山社中」跡再公開へ 長崎市、無償で借り受け 来年中にも

2008-09-10 09:18:57 | 幕末ニュース
 幕末の志士、坂本龍馬が設立した貿易会社「亀山社中」があったとされる長崎市伊良林2丁目の建物について、同市の田上富久市長は5日、所有者から市が無償で借り受けることで合意し、2006年3月以降中断していた一般公開を再開できる見通しになったことを明らかにした。


 亀山社中跡の建物は1989年から地元市民グループ「亀山社中ば活(い)かす会」が当時の所有者の協力を得て、龍馬ゆかりの古文書や写真などを展示し、週末を中心に公開していた。しかし06年、現在の所有者から明け渡しを求められ、公開を終了していた。


 市は05年から「亀山社中は、対外交易の拠点という歴史を持つ長崎を象徴する場所」として施設の公有化に向け所有者と交渉。今月2日、田上市長と所有者の間で、市が土地と建物を無償で10年間借り受ける覚書を交わした。年内にも貸借契約を正式に結ぶ予定で、来年中の公開再開を目指し補修工事に取り掛かるという。


 市は、10年放送予定のNHK大河ドラマ「龍馬伝」を地域振興に生かす推進本部を設置するなど、龍馬ブームの再来に期待。市文化観光総務課は「長崎観光の目玉として、多くの人が訪れる施設にしたい」と意気込んでいる。



9月6日 西日本新聞朝刊