大阪龍馬会

1987年に創立して2017年は創立30周年。龍馬好きの集まった大阪龍馬会が龍馬会の活動をお知らせします。

土居晴夫『神戸居留地史話』-神戸開港140周年記念-

2007-09-18 23:04:06 | 書籍紹介
神戸開港140年の今年、龍馬会の講演会などでお世話になっている土居晴夫先生が、『神戸居留地史話』を出版されました。
《神戸居留地史話》《神戸風水害史稿》《神戸海軍操練所と勝海舟の神戸塾ー勝海舟と坂本龍馬ー》の三部構成。
《神戸海軍操練所と勝海舟の神戸塾ー勝海舟と坂本龍馬ー》は、「土佐史談」「軍事史学」「歴史と神戸」、その他に何度となく扱ったテーマを踏まえて、このたび書き下ろしたものです。勝海舟と龍馬の出会い考察など興味がつきない内容となっています。
【目次】
●神戸居留地史話
神戸開港をめぐる内外情勢/兵庫開港と神戸事件/土佐藩錦旗紛失事件/兵庫商社と金札発行の始末/ 外国人の居留地外居住/居留地工事の再開/居留地会議と行司局/居留地警察と義勇消防隊/居留地の町名/居留地内の公園/生田川の付替え/外国人の遊歩問題/居留地のスポーツ/居留地のホテル/居留地の新聞/ガスと電気/外国人墓地始末/居留地初期のキリスト教/居留民の娯楽/社交クラブ/居留地の商館/商館貿易/製茶貿易/茶焙じ女工哀話/怪盗ラッフルズ/条約改正/神戸市等の居留地受け入れ準備/居留地解消の日迫る/神戸国際委員会/居留地返還の日/永代借地権始末/再び茶焙じ女工哀話/領事裁判/初期の海運/行司局長ヘルマン・トロチック/むすび
●神戸風水害史稿
はじめに/古代・中世/近世/明治/大正/昭和〈1〉/阪神大水害/昭和〈2〉/昭和四十二年七月豪雨/昭和〈3〉/風水害関係文献資料解題/気象要素の順位
●神戸海軍操練所と勝海舟の神戸塾 —勝海舟と坂本龍馬—
海舟と龍馬、初対面の謎/航海術練習生/海舟、海軍操練所設置を献策/メッセンジャー龍馬/境橋の仇討ち/神戸の勝塾/操練所開設準備/海舟、長崎に出張/海軍操練所開設/海舟失脚/海軍操練所閉鎖/摂津海岸の砲台/まぼろしの兵庫海軍局/結び
解題 —あとがきに代えて—
【体裁】四六版、294頁。
【定価】@2,000円(本体1,905円+税)



開港前後の幕末・開港・維新を紹介

2007-09-18 22:21:11 | 展示会・イベント
 神奈川県立図書館(横浜市西区紅葉ケ丘)で9月14日より、2009年の横浜開港150周年に向けて「神奈川県民にとっての横浜開港」をコンセプトとした所蔵資料の展示「幕末・開港・維新 ~神奈川の体験~」が開催されている。
 同展は、横浜だけでなく神奈川県域を対象に、開港をはさむ前後40年程度(天保期~明治10年ごろ)に起こった社会変動に伴うさまざまな事件、人々の暮らしの変容、開港場横浜の世相や風俗を紹介するもの。
 作品は「横濱海岸各國商舘圖」(3代広重作)などの浮世絵を中心とした作品10点のほか、写真「生麦事件の現場 」(ペアド撮影)やパネル、新聞などを展示する。
 開催は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。休館日は月曜。10月10日まで。

ヨコハマ経済新聞 9/18

市議会「若き薩摩の群像」追加建立を質疑

2007-09-18 22:16:34 | 幕末ニュース
 鹿児島中央駅前に建つ『若き薩摩の群像』について、薩摩藩の出身ではないことを理由に2人が銅像から除外されている問題について、鹿児島市の森市長は18日、「広く市民の声を聞き、検討していきたい」という考えを示しました。
 鎖国が続く幕末に、薩摩藩が国禁を犯してイギリスに派遣した留学生たちをモチーフにする『若き薩摩の群像』は、1982年に鹿児島市の人口が50万人を超えたことを記念して建てられたものです。
 留学生は19人いましたが、『若き薩摩の群像』では、薩摩藩以外の出身者2人は除外されています。
 この問題では先月、有志による「若き薩摩の群像を完成させる会」が発足し、2体の銅像の追加を求める運動が始まっていて、18日の鹿児島市議会でも取り上げられました。
 この中で川越桂路議員が「像は未完成。国際観光都市の度量を」と質したのに対し、森博幸市長「高く評価しているところ。市民の声をうかがいながら検討してまいりたい」と述べ、2人の留学生の銅像の追加について、今後広く市民の意向を聞く考えを示しました。

KTSニュース 9月18日(火)16時13分