雨
やはり先日のサーキット走行後、体調を崩してしまいました。
いきなりハードな運動は禁物ですね。これから徐々に体を慣らしていきたいと思います。
今回の主題は、またインドアなお話(PC関連のネタ)を書き綴ります。
以前 AndroidSDK を用いてWindows上でAndroidエミュを動作させた事があるのですが…
PLAYストアが無い(入れられなかった)上に描画が重く使い物にならず放置していました。
最近ネットでググって見たところ仮想環境で動作させられるAndroidイメージがあるという
事で早速試してみました。アップされているAndroidの最新バージョンは4.1.1です。
以下のサイトからフリーでダウンロードできます。
http://androvm.org/blog/download/
http://mirror1.jarfil.net/androvm.org/Download/
※公式サイトのイメージ配布が終了したのでミラーサイトのリンクを貼って置きます。
快適に動作させるために必要なファイルは下の2つになります。
(1) androVM_vbox86t_4.1.1_r6.1-20130222-gapps-houdini-flash.ova
(2) AndroVMplayer-Win64-20130208.zip
(1)がAndroid4.1.1+PLAYストア同梱のパッケージで、(2)がHWアクセラレータを使用して
快適に動作させるためのプレーヤーになります。
(1) のAndroidのovaファイルには何種類かありますが内訳はファイル名で判断できます。
・androVM_vbox86p … 携帯電話用
・androVM_vbox86t … タブレット用
・androVM_vbox86tp … タブレット用(電話機能付き)
また、末尾が「with gapps & houdini」となっているものは、Playストアetcが同梱されて
います。このイメージを使用するとPlayストアからアプリをダウンロードする事ができます。
(2) のプレーヤーは動作させるホストOSに合ったものを使用してください。
今回ダウンロードしたファイルは単純なイメージファイル(vdi,vmdk etc)では無くovaファイルなので
VirtualVoxからインポートする必要があります。その時に仮想環境の設定は半自動で行われます。
注意点としてインポートされたイメージファイルはユーザーフォルダの「VirtualBox VMs」
下に作成されるのでシステムディスクに十分な空きがある事を確認して置いてください。
この時点で自動的にVirtualBoxのゲストOSの設定が行われていますが、至らない点が幾つか
見受けられるので設定画面から詳細設定を再定義します。
1.メインメモリー:1024MB以上
2.プロセッサー数:推奨2コア 非力なPCの場合1コア
※2スレッド以上には最適化されていないようで、無駄にコア数を増やしても無意味です。
3.ビデオメモリー:128MB(MAX値)
4.ネットワーク :アダプター1(ホストオンリーアダプター) ・ アダプター2(NAT)
これで準備完了です。まずはVirtualBoxからAndroidを起動してみてください。
少し描画が重いですが無事に起動するはずです。スマートフォンおよびタブレットと同じ手順で
初期設定を終えると一通りの機能が使用できます。
ハードウェアボタンが表示されないためボタン操作が必要な時は以下のキーを代用してください。
・Home : Homeキー or F1
・Back : Esc or マウスの戻るボタン
・画面切り替え : Alt+Tab
またアプリ一覧から「androVMconfiguration」を使用して解像度を 1280x800dpi 以上に
変更するとSWボタンが表示されるので可能であればHD解像度以上での使用をお勧めします。
ここまでの動作確認ができたらゲストOSであるAndroidを一旦終了します。
シャットダウンさせる機能がないので仮想マシンの電源オフ(強制終了)で終わらせます。
次に AndroVMplayer を任意の場所へ解凍しAndroVMplayer.exe を実行します。
実行後、解像度などの詳細設定を行う事ができます。設定終了後「Run」ボタンをクリック
するとHWアクセラレーションが効いた状態でAndroid4.1.1が起動します。
VirtualBox上から直接起動させるより遥かに動作が軽く、実機を忠実にエミュレーションして
くれます。
また、このプレーヤーはハードウェアボタンをサポートしています。
画面の右側にボタン類が表示されているので実機と同様に操作を行う事が可能です。
難点としては…マルチタッチに対応していない事と画面の回転を任意に行う事ができません。
また、標準では仮想ディスク容量が8GBになっているので大量にアプリを入れると、すぐに一杯に
なってしまいます。仮想ディスクの容量を変更する方法はあるにはあるのですが…
システムディスクを圧迫するため行っていません。
画面の回転に関してはPLAYストアから「画面回転制御」アプリをダウンロード&インストール
して、強制的に縦・横画面を切り替える事が可能です。
マルチタッチについてはマウスを使用して使うのであれば問題ありません。
タッチパネル対応のノートPCなどでは、今のところサポート待ちといったところです。
最後にPLAYストアですがダウンロードできないアプリが多々ありブラウザ系はOperaMiniを
除いて全滅です。標準ブラウザが同梱しているので問題なさそうですが…表示品質に問題が
ありデスクトップ表示の場合、結構な確率で画面が崩れて表示されます。
またダウンロードする事ができるアプリでも、一部動作しない物が存在します。
Root化していると動作しないアプリ(パズドラ・DTCP-IP関連etc)は全滅です。
ダウンロードできるアプリの8割方は動作するので仮想環境としては十分と言えるでしょう。
Androidアプリの開発やAndroidタブレットを持っていないけれど試してみたい…
また大きな画面でゲームが、やりたいといった用途には最適な仮想環境だと思われます。
興味がある方はぜひ試して見てください。
追記:2014.2.10
Genymotion・AndroVM Playerについて…
不具合対処方法などのまとめを以下のブログに書きましたので、良ければ参考にしてください。
また動作報告などのコメントは、以後そちらのブログへお願い致します。
Genymotion・AndroVM Player 不具合対応まとめ (2014.1.24掲載)
やはり先日のサーキット走行後、体調を崩してしまいました。
いきなりハードな運動は禁物ですね。これから徐々に体を慣らしていきたいと思います。
今回の主題は、またインドアなお話(PC関連のネタ)を書き綴ります。
以前 AndroidSDK を用いてWindows上でAndroidエミュを動作させた事があるのですが…
PLAYストアが無い(入れられなかった)上に描画が重く使い物にならず放置していました。
最近ネットでググって見たところ仮想環境で動作させられるAndroidイメージがあるという
事で早速試してみました。アップされているAndroidの最新バージョンは4.1.1です。
以下のサイトからフリーでダウンロードできます。
http://mirror1.jarfil.net/androvm.org/Download/
※公式サイトのイメージ配布が終了したのでミラーサイトのリンクを貼って置きます。
快適に動作させるために必要なファイルは下の2つになります。
(1) androVM_vbox86t_4.1.1_r6.1-20130222-gapps-houdini-flash.ova
(2) AndroVMplayer-Win64-20130208.zip
(1)がAndroid4.1.1+PLAYストア同梱のパッケージで、(2)がHWアクセラレータを使用して
快適に動作させるためのプレーヤーになります。
(1) のAndroidのovaファイルには何種類かありますが内訳はファイル名で判断できます。
・androVM_vbox86p … 携帯電話用
・androVM_vbox86t … タブレット用
・androVM_vbox86tp … タブレット用(電話機能付き)
また、末尾が「with gapps & houdini」となっているものは、Playストアetcが同梱されて
います。このイメージを使用するとPlayストアからアプリをダウンロードする事ができます。
(2) のプレーヤーは動作させるホストOSに合ったものを使用してください。
今回ダウンロードしたファイルは単純なイメージファイル(vdi,vmdk etc)では無くovaファイルなので
VirtualVoxからインポートする必要があります。その時に仮想環境の設定は半自動で行われます。
注意点としてインポートされたイメージファイルはユーザーフォルダの「VirtualBox VMs」
下に作成されるのでシステムディスクに十分な空きがある事を確認して置いてください。
この時点で自動的にVirtualBoxのゲストOSの設定が行われていますが、至らない点が幾つか
見受けられるので設定画面から詳細設定を再定義します。
1.メインメモリー:1024MB以上
2.プロセッサー数:推奨2コア 非力なPCの場合1コア
※2スレッド以上には最適化されていないようで、無駄にコア数を増やしても無意味です。
3.ビデオメモリー:128MB(MAX値)
4.ネットワーク :アダプター1(ホストオンリーアダプター) ・ アダプター2(NAT)
これで準備完了です。まずはVirtualBoxからAndroidを起動してみてください。
少し描画が重いですが無事に起動するはずです。スマートフォンおよびタブレットと同じ手順で
初期設定を終えると一通りの機能が使用できます。
ハードウェアボタンが表示されないためボタン操作が必要な時は以下のキーを代用してください。
・Home : Homeキー or F1
・Back : Esc or マウスの戻るボタン
・画面切り替え : Alt+Tab
またアプリ一覧から「androVMconfiguration」を使用して解像度を 1280x800dpi 以上に
変更するとSWボタンが表示されるので可能であればHD解像度以上での使用をお勧めします。
ここまでの動作確認ができたらゲストOSであるAndroidを一旦終了します。
シャットダウンさせる機能がないので仮想マシンの電源オフ(強制終了)で終わらせます。
次に AndroVMplayer を任意の場所へ解凍しAndroVMplayer.exe を実行します。
実行後、解像度などの詳細設定を行う事ができます。設定終了後「Run」ボタンをクリック
するとHWアクセラレーションが効いた状態でAndroid4.1.1が起動します。
VirtualBox上から直接起動させるより遥かに動作が軽く、実機を忠実にエミュレーションして
くれます。
また、このプレーヤーはハードウェアボタンをサポートしています。
画面の右側にボタン類が表示されているので実機と同様に操作を行う事が可能です。
難点としては…マルチタッチに対応していない事と画面の回転を任意に行う事ができません。
また、標準では仮想ディスク容量が8GBになっているので大量にアプリを入れると、すぐに一杯に
なってしまいます。仮想ディスクの容量を変更する方法はあるにはあるのですが…
システムディスクを圧迫するため行っていません。
画面の回転に関してはPLAYストアから「画面回転制御」アプリをダウンロード&インストール
して、強制的に縦・横画面を切り替える事が可能です。
マルチタッチについてはマウスを使用して使うのであれば問題ありません。
タッチパネル対応のノートPCなどでは、今のところサポート待ちといったところです。
最後にPLAYストアですがダウンロードできないアプリが多々ありブラウザ系はOperaMiniを
除いて全滅です。標準ブラウザが同梱しているので問題なさそうですが…表示品質に問題が
ありデスクトップ表示の場合、結構な確率で画面が崩れて表示されます。
またダウンロードする事ができるアプリでも、一部動作しない物が存在します。
Root化していると動作しないアプリ(パズドラ・DTCP-IP関連etc)は全滅です。
ダウンロードできるアプリの8割方は動作するので仮想環境としては十分と言えるでしょう。
Androidアプリの開発やAndroidタブレットを持っていないけれど試してみたい…
また大きな画面でゲームが、やりたいといった用途には最適な仮想環境だと思われます。
興味がある方はぜひ試して見てください。
追記:2014.2.10
Genymotion・AndroVM Playerについて…
不具合対処方法などのまとめを以下のブログに書きましたので、良ければ参考にしてください。
また動作報告などのコメントは、以後そちらのブログへお願い致します。
Genymotion・AndroVM Player 不具合対応まとめ (2014.1.24掲載)
ところで、わたしの環境では、なぜかAndroVMplayer を立ちあげてrunをおすと、connecting to VM(192..... となったあと、unable to connect to VMのエラーとなり、接続できません。。。ファイヤーウォールを無効にしたり、ホストを設定したりと、本家hpを参考にしているのですが、だめです。もしよろしければ、もう少し具体的な設定を教えていただけないでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします!
コメントありがとうございます。
AndroVMplayerで仮想環境を実行する際、ビデオメモリ容量が64MBでは足りないようで「unable to connect to VM」のエラーが出た後、バックグラウンドのみで実行されるようです。
ビデオメモリ値の設定をMAX(128MB)に設定し直して実行してみてください。
ビデオメモリ値を変更してもエラーが出るようであれば、またコメントをお願いします。
ご指摘されたエラーが出ないようにブログの内容も更新しておきました。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
私もporatanさんと同じ状況に陥っているのですが、ビデオメモリ値以外で何か心当たりがある設定はありますでしょうか?ブログに書かれていることはすべてやったつもりですが・・・
VirtualBox上では問題無く起動しています。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
初めまして。コメントありがとうございます。
この現象は「AndroVMplayer」からバックグラウンドで起動実行中の仮想環境(Android)に何度も接続しようとトライした結果、約50秒を過ぎても上手く行かない場合に表示されるエラーでOpenGL周りの不具合のようです。
原因は多枝に渡り、特にインテルHDドライバを使用している場合に起こり易いようです。回避策の一つとしてVirtualBoxの設定時にディスプレイの3Dアクセラレーションの有効化を行わない。またグラフィックスドライバを最新にする事が挙げられます。
もう一つ検証して頂きたいのは、VirtualBoxから直接Andoridを起動し、「androVMconfiguration」アプリの「HeadwareOpenGL」のチェックを外し任意の解像度を指定し再起動した後、一度「シャットダウンシグナルを送信」行った後、強制終了してみてください。
次に「AndroVMplayer」を用いて先程と同じ解像度で起動「Runをクリック」した時に「Enable hardware acceleration」と表示されれば、そのボタンをクリックする事で上手く起動できると思います。
これ以上については、lucheさんのホストOS環境などが分からないので、上記の内容を試しても上手く行かない場合、差支えなければハード(CPU・GPUetc)+ホストOSおよびVirtualBoxdでの仮想環境の設定を記述して頂けると助かります。
メモリ容量の設定が少ない場合は確実に「AndroVMplayer」の起動に失敗しますが、その他にも環境によって起動失敗する事があるようなので上記の内容を試して上手く行ったか報告して頂ければ幸いです。以上よろしくお願いします。
ドライバの更新、HardwareOpenGLの解除を試してみましたが、ダメでした・・・
VirtualBoxの設定は、ブログの記載どおりです。
CPUスペックが低いのCPU数は1です。
使用PCにGeforceが搭載されていますが、うまく動いていないのかもしれません。
PCスペックが以下のとおりで、Vista時代のものなので、単純にスペック不足なのでしょうか・・・
OS :Windows7 Enterprise SP1
CPU:Core2 Duo P8600 2.40GHz
Mem:4.0GB
GPU:Geforce 9500M
VirtualBox上では問題無く動作するので、試したいことはできていますので、AndroVM Playerが動作しなくても大丈夫なのですが、ちょっと使ってみたかったです。
近いうちにこっそり社有PCにでも入れて試してみようかと思います。社有PCのほうがスペック高いので。
試しましたら、ご報告いたします。
お役に立てず申し訳ありませんでした。
Core2 ならスペックが足りないという事はないと思いますが…自分のノートPCはCorei3の物ですので…
明日から休暇を取って2泊3日のキャンプツーリングに出てしまうため検証できませんが、帰宅後、会社のPCでも試して見たいと思います。
社有のPCのスペックは以下の通りで lucheさんのPCよりスペックは低いので参考になると思います。
OS :Windows Vista Home SP2
CPU:Core2 Duo E4500
Mem:2.0GB
GPU:CPU内臓グラフィックス
こちらも動作確認後、その結果を報告いたします。
さっそくAndroVMplayer等々をダウンロードし実行したのですが、起動中、エラーを起こし、ロック解除画面までたどり着けていません。
よい解決方法等ありましたら、ご教授ください。
スペックは以下の通りです。
OS:windows7 32bit
CPU:corei3-330M
memory:4.0GB
よろしくお願いいたします
はじめまして。コメントありがとうございます。
まずは問題の切り分けを…VirtualBoxから直接起動は可能ですか?以下の所見についてはVirtualBoxからの起動は可能でAndroVMPlaysrでエラーが起こる現象についてコメントをさせて頂きます。VirtualBoxから直接起動できない場合、どのようなエラーが表示されるか書き込んで頂ければ別途調査し報告します。
1.AndroVMPlayer起動中に画面が白くなりフリーズ
それであれば以下の環境で同じ現象に会いました。
OS : Windows7 Home premium sp1 32Bit版
CPU: Celoeron 900(1core)
Mem: 4.0GB
GPU: Mobile intel 4 Series Express Chipset
おそらくですが Core2 および Corei(第1世代)の内臓グラフィックを使っていてWindows7標準のドライバを使用している場合に起こる不具合のようです。Corei3-330Mを使用しているとの事ですので、この条件に当てはまると考えられます。
ノートPCだと思いますので外部GPUへの変更はできないためCPU内臓グラフィックスドライバを最新にして試して見てください。それでも起動しな場合は申し訳ありませんが今のところ打つ手立てがありません。
http://www.intel.com/p/ja_JP/support/detect/graphics
上のHPから最新のグラフィックスドライバをダウンロードしアップデートを行います。稀に環境によって最新ドライバを受け付けない場合があります。Celeron 900がそうでした。そうなるとお手上げです。
2.「IPアドレスが.…」というエラー表示される
こちらについてはホストオンリーアダプターの設定変更で対応可能です。
VirtualBoxのメニュー「ファイル」→「環境設定…」→「ネットワーク」をクリックします。
「VirtualBox Host-Only Ethernet Adapter」を以下のように手動で変更します。
・アダプター
IPv4 アドレス…192.168.56.1
IPv4 ネットマスク…255.255.255.0
・DHCPサーバー
サーバーアドレス…192.168.56.100
サーバーマスク…255.255.255.0
アドレス下限…192.168.56.101
アドレス上限…192.168.56.254
AndroVMPlayerの起動に失敗する場合、以上のどちらか、もしくは「unable to connect to VM」エラーだと思われますので、上記の対処方法を試した結果を教えて頂けるとありがたいです。以上よろしくお願いいたします。
ディスプレイのドライバを最新にして試したところ正常起動できました。
ありがとうございました
動作確認のご返答ありがとうございます。
無事にAndroVMPlayerが動作して良かったです。
Genymotionでは、さらにできる事が増えるので良ければ試してみてくださいね。