スヌスムムリクの生々流転日記

過ぎ行く日々の風景(2012.5.4~)ご訪問ありがとうございます。

西新宿 成子天神社「成子富士」

2014-10-20 22:24:13 | 富士塚

富士塚No.72

久しぶりに富士塚巡りです。今回は以前から行こう行こうと思っていたのですが、

再開発のためずっと工事中だった新宿にある成子天神社です。

所在地 : 新宿区西新宿8-14-10

東京メトロ西新宿駅のすぐ近くなんですが今日はJR新宿駅西口から青梅街道沿いに歩き辿り着きました。

概要

成子天神社の創建年代は不詳ですが、現在地より北よりの旧柏木村(新宿区北新宿付近)に

鎮座していました。江戸時代に柏木村より成子村が分村、寛文元年(1661)当地へ遷座しています。

参道横には大きなマンションが建設され、再開発前とはだいぶ様子が違うようです。

参道を行くと鳥居があり門があります。

成子天神社拝殿

拝殿右側にはお神輿が3基、ガラス窓付の倉庫で保管されています。

 拝殿左側手前には真新しいガラス障子の神楽殿。

更に拝殿左側に境内社があります。

左から大鳥神社、大神宮、天照大野神、成子稲荷神社、水神宮

水神宮の前に井戸があります。ちゃんとお水も出てお金を洗っている方も

いらっしゃいました。

拝殿右側に撫で牛

拝殿左側の古い像。狛犬の片方ですかね?

それからこちらの鳴子天神社の境内には七福神が別々な場所にそれぞれ立っています。

もともとは富士塚の上に建てられていたそうなのですが東北大震災の際に富士塚も被害を受け、

再開発に伴い境内に立て直されたようです。

恵比寿

大黒天

毘沙門天

弁財天

福禄寿

寿老人

布袋和尚

拝殿すぐ左側の力石

社殿の前に置かれている七個の石を力石という。

昭和初期まで、毎年9月25日の大祭で村の若者たちの力くらべに使われたもので、

卵形の自然石に四十貫(約218kg)という重量と、喜太郎・虎松など持上げた人の

名が刻まれている。(新宿区教育委員会掲示より)

そして拝殿左側の通路を進むと富士塚があります。

成子天神社の富士塚

 

大正九年(1920)成子天神社境内にあった天神山を改造して、区内で最後に築造された

 

富士塚である。溶岩で築き、山つつじを植えており、高さは約十二メートルと比較的大規模

 

なものである。富士塚は、江戸時代中期より、江戸の商人・職人・農民の間に盛んになった

 

富士信仰の遺跡である。同業者を中心に富士講が組織され、社寺の境内に小富士を築いて

 

崇拝し、管理運営を行った。

 

成子天神の富士塚は、柏木・角筈地域の人々で組織した丸藤講が運営にあたっていた。

 

なお、塚の斜面をめぐる七福神像は、昭和五十八年(1983)に新造されたものである。

平成三年一月 東京都新宿区教育委員会

 

文面から旧掲示板がそのまま建てられているようです。

浅間社と木花咲耶姫命

ちなみ木花咲耶姫命は富士塚山頂にあったようです。

それでは登ってみましょう。注意書きもありますね。

しばらくは平坦な道が続きます

おっと急に険しくなりましたね。またまた注意喚起の看板です。

以前登った品川富士に似ていると感じました。

山頂へ辿り着きました。祠がありました。

 

眺めもいいですね。新宿のビルが見えます。

下山道も険しいです。気を付けないと・・・。

中断に祠がありました。小御嶽神社でしょうか?

掲示板の説明にもあったように十二メートルと立派な富士塚なのですが

新しく建ったマンションが大き過ぎです~。

そういえば号目石はありませんでした。

 


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