香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

永遠のとなり

2010-03-22 21:25:12 | 本のこと
白石一文さんの『永遠のとなり』
この前の直木賞作品『ほかならぬ人へ』が
とってもいいとお友達のブログで紹介されていて
読みたいなぁと思っていたところ、
文庫になったこの本を見つけて購入

読んでいて、すごく苦しくって泣きたくなって
でも、読むのはやめられなくって・・・
生きて行くということは辛いことの方が多いのかもと思ったり
最後の方に
 人間はさ、自分と言うこの狭苦しい、別に面白くも何ともないような
 弱っちい世界からどうしても抜け出すことが出来んのよ。・・・略・・・
 幸福というのは、人それぞれのそういう折り合いのつけ方でしかないんやろう
という主人公の言葉が頭から離れない
ひたむきで、やさしくて、弱くて、強くて、やるせない、、、なんともいえない気持ち

白石さんは、宮本輝さんと同じくパニック障害でお仕事をやめて
作家になられた方なんだと、さっき調べてわかった
小説は全然似ているとは思わないけど、
読み終わって、何故か希望が持てるという点はとても似ているような気がする
絶対に、『ほかならぬ人へ』を読んでみよう


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
好きなんだな・・・ (よすえ)
2010-03-22 21:55:36
読んでいて、苦しくて、切なくて、
答えは出てないんだけど、なぜか
希望の気配を感じる小説が好きなんで、
この作品、気になります。
今、手元には、「私という運命について」
があります。
どうしようもない自分も、きっと、確かに
生きる価値がある、それを見出すことが
生きることって、教えてくれてるような
とこが、白石さんの好きなところです。
「永遠のとなり」・・・チェックしておきます。
ところで、最近定番ランチの巻き寿司・・・
おいしそうだわぁ~
酢めし・・好きなんですっ
返信する
そうだよね ()
2010-03-22 22:57:49
よすえさん
なんかねぇ、胸にじ~んとくる小説だったよ
「私という運命について」の感想、楽しみにしてるね
白石さんの本、どうして今まで読まなかったのかなと
思ってしまう・・・「ほかならぬ人へ」楽しみだよ

巻き寿司って書いちゃったけど、
実はお酢は入れていなくって
お塩とごま、ごま油を入れているんだぁ
魚肉ソーセージに少し焼き色をつけて
野沢菜とかばりっとした漬け物をいれるのがいいみたい
テレビでやっていたんだぁ
返信する

コメントを投稿