香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

かたづの!

2014-09-20 21:29:38 | 本のこと
中島京子さんの
『かたづの!』



江戸時代、“女性”という立場で、
清心尼はいかにして有象無象の敵を前に生き抜いたのか。
「武器を持たない戦い」を信条とした、
世にも珍しい女大名の一代記。
著者初の歴史小説にして新たな代表作。


この小説の語り部は1本角の羚羊(かもしか)の角
河童や屏風の中のペリカンも語ります
羚羊の角が主人公の祢々様の姿を借りて語ることもあり
江戸時代の、八戸や遠野の領地を巡るお話の中に
とても不思議な現象が混ざりあい
なんとなく、最後までなじめずに読み終わりました
江戸時代の無情や理不尽の中
凛として生き抜いた祢々様の姿は美しく悲しく
なじめなかったけれど、面白かった・・・です



今日の札幌は良い天気で
いつもの北大コースを走ったあと
お友だちと初めて行った嘉多山珈琲
小さい店内の中は珈琲の香りが充満
マグカップでたっぷり出てくる珈琲は
まろやかでやさしいお味でした
こういう珈琲店に出会えるとうれしい


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