香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

チッチと子

2013-01-03 20:58:53 | 本のこと
今年1冊目の小説は
石田衣良さんの『チッチと子』

 息子のカケルと二人暮らしの“チッチ”こと青田耕平は、デビュー以来10年
 「次にくる小説家」と言われてきた。だが、作品は売れず、次第にスランプ
 に陥ってしまう。進まない執筆、妻の死の謎、複数の女性との恋愛……。
 ひとつの文学賞を巡る転機が、やがてカケルや恋人達との関係を劇的に変化させていく。
 物語を紡ぐ者の苦悩、恋、そして家族を描いた、切なく、でも温かい感動長篇。


奥さんに先立たれた男性と子供のお話で
ずっと、重版のかからない作家のお話で
神楽坂に住む人の心の模様を描いたお話で
軽くやさしく読みやすい文章の中に、
ぐっと泣きそうになること、つらくなっちゃうこと
思わず笑ってしまうことが、たくさん詰まっているような
そんなお話でした
最後はちょっといいように物事が進み過ぎ?とも思うけど
そうじゃないと、ただただつらいだけだなぁとも思う
人生、いいことも悪いことも、楽しいことも辛いことも
たくさん、たくさん、たくさんなんだよと、ちょっとセンチ

今日は、もうすぐには次の本にはかかれそうも無いので
お友だちのお勧め映画を、ワイン片手に飲みながら観ましょう
お正月休みはまだまだ続く・・・のです


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