香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

八月の青い蝶

2014-06-27 21:19:36 | 本のこと
周防柳さんの
『八月の青い蝶』



白血病で療養する父の持物の中にみつけた、
小さな青い蝶がとめられた標本箱。
それは昭和20年8月に突然断ち切られた、
淡く切ない恋物語を記憶する品だった。
圧倒的な筆力が賞賛された感動のデビュー作。
第26回小説すばる新人賞受賞作


新聞の書評を読んで、読みたくなった本です
第2次世界大戦
広島原爆投下
無意識に、いや意識的に
避けていた。。。ということに気づきました

青という色が随所に散りばめていて
想像すると痛くなる青
被爆者ということ
父親が軍人だったということ
生き残ったということ
いま、生きているということ
読んでいるうちに、ああ、そうなんだなと思う
読んで良かった、読みたかった小説でした

なにか胸にしんとしみる、悲しい青色なのだった
光の中に、闇がある。
人間はそんなに潔く散らない。
 一瞬にして散るのは勇敢なのではない。
  僥倖というのだ。


昨日のレディースデイ
思いがけず早く帰れることになり
映画に行って来ました
『人生はマラソンだ!』



経営難の自動車修理工場を救うため、
スポンサーを得てロッテルダム・マラソン完走に挑む
中年男4人の奮闘を描くヒューマンコメディー。
健康不安に息子との確執など、
それぞれに問題を抱える登場人物たちが
愛する家族や仲間のためゴールを目指す物語は、
無名の監督、キャストながら
本国オランダでヒットを記録した。
スポーツとは無縁だったメタボオヤジたちが、
フルマラソン完走に向け練習を重ねるうちに体が引き締まり、
走る楽しさに目覚めていく様子は感動的。


面白かったのですが
感動まではしなかったかな
あんなにダメオヤジたちがいるんだね~
ちょっと理解しがたいわぁ
なんといっても、小心者のわたしですから・・・
そして、あんなんでも
フルマラソン、わたしより早いんだなぁ
ちょっとショックですわ

今週はちょっと忙しかったです
W杯の日本戦は、予定通り早起きして
前半はテレビで応援
後半は、ラジオを聞きながら朝ラン
思わず力が入ったのか、
練習とは思えないスピードで走っておりました
後半の失点と走り終わった疲れで
マンションの前でしばらく放心・・・
早く帰れた日に、映画を見に行ったりして
その日以降、走れていませんが
明後日、北広島ロードレース15km
ゆっくり楽しんで来れたらそれでよし
自分の力以上のものは出せないんだからさぁ