香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

星月夜

2012-01-04 18:11:23 | 本のこと
伊集院静さんの初めての推理小説
 『星月夜』(←文芸春秋の特設HP)


哀しみを抱いて生きる、
全てのひとびとへ。

 東京湾で発見された若い女性と老人の遺体。
 地を這うような捜査が、遠い昔に見上げた
 星空の美しくも哀しい記憶を呼び起こすーー。


年をまたいで今年初めて読了した小説です
どうなっていくのか、どちらの方向に進んで行くのか
この人は何なのか、どうしてこうなっちゃうのと
気になってしまって、どんどんと読み進んでしまう
読み終わっても、どうして?と小説の世界からなかなか抜け出せない
ずんっと読みごたえ充分でした
ただ、わたしには、犯人の動機が充分に語られず
殺されてしまった人たち、遺された人たちが語られたように思えました
それが「哀しみを抱いて生きる」という言葉に繋がるのだとしたら
なんだか報われないように思えて仕方がありません

2012年

2012-01-04 18:00:15 | なんでもない話
年もあけてもう4日
本年もよろしくお願いします

バルコニーに出て撮った藻岩山です

実家に2日間泊まって、ゆっくりと母と過ごすお正月休みでした
美味しいものを頂いて、おしゃべりをして、
テレビ見て、本を読んで
パソコンが無いので、スマホをちょこっと触ったり
こういう何でも無い生活を送れることの幸せを感じます

朝日新聞デジタルで1月1日付記事
〈道・途・径・路〉斉藤和義 歌う、 道は後から 栃木
とても読みごたえのある記事だったので、少しご紹介を

 これまでも折々の社会情勢やそこから感じたことを楽曲の中に日記
 のようにつづってきた。
 「俺はミュージシャンだからそうするのであって。まぁ、でもシン
 プルなことですからね、命か電気かどっち取るのかという話だろうと
 思いますし、金か命なのかという話でしょうから。もうわかってる じゃんって」

 「伝わる人には伝わるし、伝わらない人には伝わらない。100人
 聞いて100人が良いなってありえないと思ってるので、それでいい
 んじゃないのって思います、うん、うん」

和義さんのお気に入りという、栃木の日光杉並木街道
行ってみたい気持ちでいっぱいになりました