香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

一茶

2009-05-06 09:13:00 | 本のこと
藤沢周平さんの『一茶』
おもしろかった・・・・
一茶といえば
 やれ打つな蠅が手を摺り足をする
という変わった俳句が印象に残る俳人
そんな知識しかなく読み始めた『一茶』
苦労をしてその苦労が皮肉れ屋という形になり
世渡り上手というか生きる為の努力を惜しまず
貧乏で、人間臭く、外観悪く、
ただ俳句が好きで生涯で二万句以上の句を作った
藤沢さんの淡々とした文章が心地よかった
最後は一茶が死ぬ場面だったのだけど
少し安心した暖かい気持ちで本を閉じる事が出来た
父が大好きな藤沢周平さんと池波正太郎さんなので
たまに本屋で文庫を手に取って読んでみる
巡り合わせてくれた父に感謝

今日の札幌はよい天気
最高予想気温は19℃
洗濯物もすぐに乾きそう