猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

大胆な構図

2013-03-16 | アート
          

    たまたま、雑誌を見ていたら面白い絵画があった
    葛飾 北斎の大判錦絵だ
    タイトルは「雪松に鶴」(1834年ころ)


                  

    良く見ると、右、左に曲がった松の上に2羽の鶴がいる
    あり得ない構図だが、何か説得力がある
    また、2羽の鶴は頭とくちばしの色が違うことから種類が違う

    なんと大胆な松
    円山 応挙ならもっとやさしい松を描いただろう
    雪が大胆な中にやさしさを表している
    そこに2羽の鶴
    1羽は頭が赤い丹頂鶴
    もう1羽は真鶴
    よく観察されている

    北斎は「冨嶽三十六景」などスケールの大きさが印象的だが
    花鳥画にも優れた作品を残している
    これはその1枚

    こちらを睨んでいるような2羽の鶴がとても好きです
    こんな構図をいったい誰が考えるでしょう
    どの時代にもすばらしい人がいるんですね


                  

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