ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

小沢民主党、千葉補選で勝利

2006-04-24 15:32:00 | Weblog
今日一番のニュースは、やっぱり千葉七区の補選の結果かな。詳細は、どこででも見られるから、あえて書きませんね。けど、政界やマスコミが騒ぐほど、興味が沸かないんだよなぁ。

たしかに、小沢民主党にとって最初の、そして小泉自民党としては最後の選挙ってことで、多少のドラマはあるけど、この一議席が国民に大きな影響をもたらすだろうかと言ったら、それはないでしょう。候補者お二人とも、政治家としてこれから育っていく方だろうし、どちらが選ばれても今すぐ何か期待できることってないと思うし。

もちろん、イメージ戦略的な部分では、自民党にとっても民主党にとっても、大きな選挙だったと思いますよ。けど、それは、今後の党の選挙戦略にとってということでしかなくって、我々には、あまり大きなことではない気がしませんか。その割には、マスコミは頑張って取り上げていた気はするけど・・・選挙応援で、あれだけオールキャストだと、取材しないわけにはいかないかな(爆)。

でもって・・・結局、955票差という僅差で民主党が勝ったわけだけど・・・自民党にとって、それが大打撃だったかと言うと、そうでもなくないかなぁ~と思うのは、素人考えかなぁ。

この結果は『国民のバランス感覚』じゃないかと、わたしは思うのですよ。ほら、前の選挙で、自民党が勝ちすぎているでしょ。当然、今度は自民党に対して厳しくなるよね。だから、大勝直後の自民党員の人たちから、「次の参議院選挙が心配だ」みたいな声が出てるって噂があったじゃないですか。それって、間違ってない読みだと思うんですよ。でももし、その『国民のバランス感覚』がこの千葉補選で働いたのだとしたら、自民党が心配していた参議院戦での振り子の揺り戻しが軽くなるかもしれないでしょ。としたら、この結果、必ずしも自民党にとって、悪くない結果だってことになりません?

ただし・・・自民党として心配なのは、東広島や沖縄、山口などであった市長選挙で、軒並み負けているってことで・・・これを組み合わせて考えると、『国民のバランス感覚』が、前回の衆議院議員選挙の大勝なんて次元ではなく、小泉さんの政策に対する反応として働き始めているのかもしれないですよね。今までの小泉さんの政策を否定するとまではいかなくても、「その方法は、そろそろもういいかな」的な判断に傾いているのかもしれない。だとしたら、民主党は「今だっ!!」ってことなんですけどね・・・だとしたら、その割りに、955票差は少なすぎるなぁ。メール問題が響いているか、小沢さんのキャラクターに対する不信感か・・・。

つまり、票差どおり、自民も民主も、微妙なところにいるってことかもしれませんね。だとしたら、これからが、非常に重要かも。さぁ~・・・両者、どう動いていきますかね。