オーガニック農HOWの日記

食べる側からの農への取り組み。EM自給菜園的生活の日記です。

花は野にあるように・・・・薄も萩も

2013-09-29 08:45:21 | Weblog
野に咲く花の風情に勝るものはないと、
思っています。

秋の野に薄の穂が揺れる季節ですが、
夕日が当たると黄金色に輝き、
周りの景観にとけ込んで、
極楽浄土に見えるではありませんか!

美しい自然風景や四季折々咲く花、
画像、映像はネット上に溢れています。
けど、
その現実の風景に出合わない限り、
自分がそこにいない限り、
感動は得られない。

自分の目で、心で、五感で、
自然を捉えるからこそ美しい。。。。

しかし、
しかしですよ、
それぞれの人の感性によるもので、
好きなもの、
そうでないものに分かれます。

今津の浜の松林の下に彼岸花が群生しています。
只今、真っ盛り。
あの毒々しい赤い花を見に、
たーくさんの人が、
カメラを持って撮影に訪れています。

日が当たらず薄暗い松林の彼岸花群生、
不気味に思ってしまうんですがね。

澄んだ秋の空、
赤トンボが飛んでいて、
黄金色の稲穂の田んぼの畦に、
彼岸花が咲いているのは、
秋の風情もあろうと思うけど。

花を活けることも、
花は野にあるように、
自然に従う活け方の法則があると思って、
そのように活けています。

野の花を少しだけ部屋に活ける。
それだけで季節感も自然観も存在します。

会場装飾、演壇の花は、
どっかーんと、
自然を、野山を、季節を再現します。
あるがままに活けさせてもらいます。

最近は行きませんが、
過去には、
生け花やフラワーアレンジメントの、
作品展示会に行くと、

会場に入る前から、
植物の悲鳴、不協和音が聴こえるような、
息苦しさを感じてしまうのです。

しかも、
フラワーアレンジメントで大量に切花を使うと、
花の匂いではなく、
かすかに農薬の臭いが漂っている。
(笑い事ではすまないのよーん。)

活ける人は、
そうしたことに全く気付かないのでしょう。
活け方のテクニックとして、
葉っぱをもぎ取り、
ワイヤーでカタチを変え、
花が無残な姿を晒すことも厭わない。

植物素材は作品の表現素材としてしかなく、
自然の法則などはお構いなし。(花イジメやわ。)

やってる人は、
フラワーアーチストや、
生け花の資格取得に大金を払って、
大作に挑むのでしょうね。

人それぞれ、花それぞれ。

こんなお天気続き、
ぜひ、
野山にお出掛けくださいまし。