オーガニック農HOWの日記

食べる側からの農への取り組み。EM自給菜園的生活の日記です。

時代を伝える小さなお人形

2013-09-18 11:29:06 | Weblog
10月末の人形作家展、
案内チラシづくりの打ち合わせで、
美浜へ行ってきました。

台風が秋を持ってきたかのように、
一日中雲ひとつない青空。

美浜町も、
先日の台風の被害が大きかったのです。

耳川も濁流が流れていました。
まつぼっくりの裏の浜に出たら、

あらまぁーー!

打ち上げられた流木の山、
台風の凄さを目の当たりに見ました。

しかし、
そこで
まこりんはあるものを見つけました。

これはこれは!!!
カタチの良い流木がそこら中に。

ふっふっふ、
使えますがなーー。

流木に植物をあしらい、
人形展の会場装飾に使うのですよ!!!

先日来、
会場足元の植物装飾に使えるものがあればと、
思っていたのですが、
授かるものですねーー!

ブルドーザーで浜の流木群が片付けられない間に、
せっせと、
使えるカタチを探してこなくっちゃ!

さて、
日にちも迫ってきますが、

創作雛人形作家の、
東之湖先生は、
只今、新しい作品、重陽雛を制作中。

雅やかな平安の宮中に誘う、
ため息の出るような、
美しく気高いお顔とお衣装。

そして、
出番を待つ小さなお人形たち、
美和子さんのお母さまが作られた作品の数々、
どれも、
小さいながら、
暮らしに息づいてほのぼのと、
心をなごませてくれます。

画像のお人形は、
お姑さんの背中に、
嫁がお灸をすえている姿です。


たった10センチほどのお人形が、
その時代の、衣装、髪型、暮らしを伝えてくれます。

しかし、
どうやってこんな風に作れるものなのか?

かなりの数の作品を作られていたのに、
美和子さんのお母さまは、
ある日突然、
2度とお人形が作れなくなってしまいました。

交通事故に遭い脊椎損傷。
手も足も自分の意思で動かせなくなってしまった。
どんなに悔しく悲しかったことでしょう。
そして、
介護の日々を経て、
今年の6月末に天国へ旅立たれた。

娘の美和子さんは、
お母さまの作られていた小さなお人形達を、
少しでも見てもらいたい、
雛人形作家の東之湖先生と、
お母さまの出会い、
ご縁があって、
美浜での人形作家展開催のドラマに。。。

丁寧に丁寧に作られた人形たちが、
10月30日~31日、
美浜町のなびあす(町営生涯学習センター)
お待ちしています。