週末恒例チューボーシリーズ。
今週は「黒酢の酢豚」です。
たまに「大戸屋」で鶏肉の黒酢あんかけの定食を頂くのですが、けっこう気に入ってます。
黒酢ってコクがあっておいしいんですよね!
でも家で作れると難しそう・・・。そう思っていたのですが、以外に簡単メニューでした。
豚肉に下味をつけて揚げた後、調合した黒酢ダレのあんに絡めて出来上がりです。
使う調味料も、黒酢とバルサミコ酢さえ用意すれば、家にあるもので出来ちゃいます。
ほのかな酸味とコクのある黒酢あん。
カリっと揚げた豚肉と相性バッチリです。
「揚げ物禁止令」は、今日だけ解禁!
やっぱり、揚げ物とビール最高!!
明日からは、また蕎麦修行するので許して~
レシピは公式HPをどうぞ♪
■過去のチューボーネタ
カツサンド
ドライカレー
サーモンクリームパスタ
カニチャーハン
冷やし坦々麺
肉団子の甘酢あんかけ
ナスとトマトのパスタ
チキンカレー
ボンゴレロッソ
天丼
ポークジンジャー
麻婆茄子
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確かに黒酢って「よそいき」の味だと思ってたのですが、
テレビて見ていた限りではそんなに難しくなさそうだったので。
いいなー食べたいなー。
今回は手順も簡単で短時間で出来ました。
ビールにもご飯にも合うメニューですね!
でも、すんごいお砂糖いっぱい使うので、ビックリしました。
高カロリーな予感がしますが、「黒酢」がヘルシーだから、良いことにしましょう(笑)。
こんにちは、ちょっと長めです
ごめんなさい
「酢豚」と云えば、こんなことを想い出す
ある日、担任に呼ばれた
高校では学校には背を向けてしまい、ミク流で云えば、先生との絡みは
皆無だった。特に腐る訳はなかったが、それが現実だった
弁当は自分で創っていたが、その日、炊飯器のタイマーを忘れてしまい
ごはんが炊けてなかった
「はや炊き?」 --- 「それはおいしくないからやめておこう」
「通常炊きで遅刻する?」 --- 「今日 "は" やめておこう」
学校では寮生と通学生と一緒に、食堂で喰べることになっている
食堂は寮生のために給食は準備するが、通学生には料理を販売していない
構売でパンは売っているが、弁当すら置いてない
パン? おやつでしょう.. だからその日、前の席の寮生を誘って
近くのラーメン屋に赴いた
「中華丼と餃子。(友人は)チャーハンセット」
するとラーメンをすすっている人物がこちらを振り返った
学部長(学校ではナンバー3)だった
友人は「喰べないで帰ろう」と云ったが、私は「どーせ怒られるんだし、
お店にも悪いから、喰べてから話を聞こうじゃないか!?」と開き直り
完食したが、その図々しさが後々響いた(笑)
学部長には散々しぼられ(午後の授業は全休 笑)、ちょっと反省文みたいなこと
を描いてみろと放課後も残された。誘ってしまった手前、悩む友人の分まで
描いてやった
友人の反省文は、「学校給食と、母への想い」
私の反省文は、「成長期におけるパン食のあり方」
友人は帰国子女で、オヤジさんは外交官。海外に赴任していて
日本ではおばあちゃま宅が帰省先になっている。
給食は本当にありがたいのだが、毎日喰べると虚しさを感じる
だからこそ「おふくろの味」の大切が身に染み渡るという趣旨を描いた
あたしは、食事はとっても大切で、弁当を忘れたことはもちろんダメダメ
だけれど、昼食をパンで過ごしてはならない、そんなスナック感覚の食事で
良いのか? --- それは一食たりともおろそかにしてはならないと熱弁を振るった
渡された原稿用紙は3枚だったが、結局は6枚と7枚になった
「オマエたち、これ面白いな。でもきちんと反省してるのか?」
ちょっと斜視の学部長は笑ったが、友人とは裏で握手をしてガッツポーズした
「もちろんです」
「先生からは以上、後は担任から指導してもらうから」
(えー、まだ説教されるのかよ、ガク~~ン)
次の日、個別に担任に呼び出された。担任は数学の教師らしい事なかれ主義の
人だから、方程式のように、解を導いてあげたらそれでいい。ほらっ、友人は
10分ほどで解放されてきた。私なら5分で切り上げてきてやる
「銀のサジは、家に帰って何やってるんだ?」
(遊んでます、何もしてません、と云えば勉強しろよなと云われるに違いない)
「はいっ? そりゃあ、料理創ってます。宴のメニューとかいつも練ってますから」
「料理? オマエ料理やるのか?」
担任は当時は独身だった。寮の一室に住んでいて、食事はほとんど外食だった
「今度、何か創ってくれないか? 外食ばっかりじゃ飽きちゃうんだよ」
(この先生のかぶりつきは何だ? ここを5分で出るという計画は無残に破れる)
「いーですよ」
「何を創れるんだ?」
「何でも創れますよ」
「何でも? スゴいな~~、銀のサジってスゴイじゃないか? じゃあ酢豚なんか..」
「先生が "オイラーの公式" に魅せられるように、私も毎日料理してますからネ」
「オイラーの公式!? オマエそんなこと、よく知ってるな?」
「名前だけですよ。ここへ来る前に図書館で調べてきました」(笑)
「でもボクが創るのは、黒酢の酢豚ですよ!?」
「黒酢?」
「そりゃ~ 鹿児島が生んだ世界の黒酢ですよ。中国山西省にも負けません」
「へー、詳しいんだな」
「はい、オイラーの公式の隣のページに載ってました、嘘です」(笑)
それから、担任の部屋には通い妻のように、脚繁く通う銀のサジの姿を確認する
ことができた
担任が私ではなく、古文の女教師と結婚するまでの2年もの間、時間を見つけては
ごはんを創りに行ってあげた。古文の女教師とは学校では相性が悪かったが、
料理が苦手だったので、私の説明にメモを取りながら聞き入っていた
「さすが、勉強家ってスゴいんだな~」と感服した
担任は私たちが卒業した後、イギリスに教鞭を求めて旅立って行った
遠くイギリスの地で、数学を教え、黒酢の酢豚を "創ってもらっている" らしい
年賀状がエアメールで届く
「あたし、奥さんにではなく、先生に教えたつもりなんだけどな~~」
「先生は初め、黒酢って、何かの薬かと想ったよ」
「薬ですよ、薬.. まさに医食同源です」
思わず読み込んでしまいました!
遠いイギリスの地で黒酢の酢豚が作られてるとは、なんとも素敵な話ですね♪