Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

イタリア紀行[3]  ローマの街角にて

2013年07月23日 10時15分17秒 | イタリア紀行2013

夕暮れ時。そぞろ歩きの群衆。一体どこに行くんでしょう。
と思ったら高校生でしょうか、修学旅行の一団でした。こういう団体に付いて行くと勝手に
市内観光が出来て好都合なのです(最終的にはトレドの泉に辿り着きました 笑) 

 

ヨーロッパの町を歩くと街角には、そこここにマリア像が。以前からカトリックの地にはマリア崇拝が
多いと書いていましたが、今回ふと気づいたことが。どうもボクの歩いているところは海岸沿いが
多いのですけど、海の人たちの信仰の対象は圧倒的にマリアが多い。これってキリストの磔刑以降
マリアはナザレを出て、ヨーロッパに逃げたという伝承があり(事実かも知れません)、それで欧州
各地にマリア終焉の地と云われるところが多いのでしょう。この点については、あの全世界を熱狂
させた「ダ・ヴィンチ・コード」を読むとよく分かります。

何れにしても、神の使徒であるキリストは別格となり、神に限りなく近づきすぎ畏れ多くてボクのように
なんでも困ったときの神頼みとはいかなくなって、それで次に神に近いマリアにお願いをするという
構図はとても自然なものに思えます。日本で言えばブッダはやはり畏れ多いので、菩薩・観音様に
願掛けしたり、はたまた毘沙門に傾倒するという現象が起こったのと似ていると言えるんじゃないで
しょうか。

でも、こうして庶民に愛されたマリア像の姿を見るとなんとも安らぎを覚えるものです。

ヨーロッパでは固まったパフォーマンスがどの街でも盛んですけど。これは初めて。新手の
パフォーマンス。このマジックには参りました。わけがわからん!(爆)
向こう側に写っている少年が近づいて棒の辺りを一生懸命手でぶるんぶるん回すんですけど。
何も引っかかるものがなくてびっくりしてパパの顔をみています。

夜も更けて名物の甘栗屋さんのオヤジさんが遅い夕食を。後ろの現代活花みたいに見えるのは
紙を丸めた焼き栗を入れるカップです。残り方を見ると今日の売れ行きは余りよくなかったようです。 

 夜も11時を過ぎています。ヨーロッパの石畳とフルーツ屋さん。