さて、愈々この世界一の高さを誇る超高層ビルの登攀に。
と言っても別に三浦雄一郎さんのように日頃から足腰を鍛える必要はありません。やることは
日本でネットを通じ登る日時を指定してクレジット・カード明細をタイプするだけ。
スカイツリーもそうですけど、このタワーに登るため世界から人が集まってきて、当日の入場券
を手に入れるのは結構大変なようです。ボクがPCのサイトを覗いたときは4月の末でしたが、
1ヶ月間はほぼ売れ切れ状態でありました。実際に予約したのは約1ヶ月前。これはすんなり
予約出来ましたけど。
それと当日の入場料はエライ高い。ネット予約ですと一人130AEDで最近の円安でレートが
変わりますけど約3500円くらい(含む手数料)。これが当日券となるとぐんと跳ね上がって一万円
超になります。大体、当日ですと入場できるかどうかも分からないので、前もって出発前に日本で
予約を入れたほうがいいでしょう。
但し、出るのは自由ですけど、入るときは指定した時間に遅れると全てがパ~というペナルティ
があるので要注意。
因みにチケットの予約はこちらからです。簡単な英語ですので容易にエントリー出来ると思います。
こちらでエントリーが終わると、指定したメルアドに予約確認書が送られてくるので、それをコピー
して当日入館します。ボクはプリントアウトした予約確認書とメールをスマホに転送したのを両方
持参。スマホのメールを見せてもOKではありました。また入館の際には身分証明書が必要なので、
パスポートを持参して下さい。
そして入り口が実はよく分からないのですけど、決して一枚目の写真のバージュ・カリファ・ビル
そのものへ行ってはいけません(笑)あちらには展望台へのアスセスはありませぬ(笑)
なんで名前が「バージュ・カリファ」でなくて「アット・ザ・トップ」となっていたのか、現地に来て理由
が分かったような(笑)
実は前号でご紹介したザ・ドバイ・モールの一階にゲートがあります。ちょっと見落としがちですが、
ドバイ・モールの店内案内表示はしっかりしているのでモールに入ったら、まず場所を確かめましょう。
上の写真はゲートの近くのグッズ売り場。看板に「オンライン予約券回収」と書いてあります。
実際の回収はこのグッズ売り場の左隣り。
このカウンターで予約確認メールを提示して下さい。ちょっとうろ覚えになってますが、確認が
終わると正式チケットを渡されるので、それを持ってこのカウンターの前に並びます。結構行列
が出来ています。
ここでボクが驚いたのが、受付の案内がとてもマイルドであったことと(恐らく)ドバイ人と思われる
人が働いていたこと。総じてボクのアラブ経験で言うと、湾岸諸国の国民がサービス産業のスタッフを
やるのはとても信じられません。やっても高圧的でとても我慢のできない対応になるのがオチなん
ですけど。それが、結構上品な対応で、英語なんかも上手だし。
更に驚いたのが、女性まで髪の毛を出して応対していたこと。これは10年前では考えられません
でした。必ずスカーフで髪を見せないようにしていたんですが!
ドバイは昔から中東諸国の中でも極めて西欧化が進んだ国でありましたが、サービス産業もここ
まで進んだのかと驚愕の眼差しで見つめてしまいました(多分、アラブを知らないでこの国に来た
人には極めて当たり前の風景に見えるでしょうけど)
そして予約の指定時間通りに入場(時間に正確だったのも驚き!)
入館するとそこには光り輝くバージュ・カリファの模型が迎えてくれて。
そして世界の超高層ビルの一覧も。こうして見るといかにこのビルが高いかよく分かります。
このいきなり展望台に案内せず、こうした「控えの間」的なものを設けて客の期待を高める
手法はディズニーランドのやり方。ディズニーランドでこれが一番表れているのがホーンテッド
マンションというディズニー版お化け屋敷。あれは本当にうまく作ってあります。
例えば欧米の高級レストランに行くと(高級でなくてもそうですが)、必ずダイニングの前に
バーカウンターがある。楽しみは最後に、それまで期待に胸をふくらませて軽く一杯どうぞ、
という彼らのもてなし方なんですね。
ボク等もこの前室で模型を眺め、世界の超高層ビルを眺めて、そして思い思いのポーズで
記念撮影をして。やがて案内の女性に促されて、バージュ・カリファに赴きます。
ー続くー