コロッセオを出てフェロ・ロマーノとの間にこんな建物が。あの有名なフランスはパリの
凱旋門はこのローマの凱旋門を模して建設されたもの。
コロッセオとの位置関係は上の写真の通りです。コロッセオがあまりにでかいので、ちょっと
見落としてしまいがち。ここで熱心に写真を撮る人もまばらでありました。
凱旋門の壁面には様々な彫刻が。ローマ後期の彫刻に比べるとギリシャ彫刻の影響が
まだ残っているような気がしますが、浅学なボクの印象なのでどうでしょう。
凱旋門の直下に敷き詰められた石畳。とっても歩きにくいです(苦笑)
「ローマの道は世界に通ず」という有名な言葉がありますが、こんな道がローマの版図の
主要都市に通じていたんでしょうね。約20世紀の長きに亘り姿を留めているこの姿、一体
何人の人々が通り過ぎたことでしょう。
この凱旋門の完成は315年と言われています。この凱旋門の由来は、当時副帝であった
コンスタンティヌスが正帝であったマクセンティウスを312年に破り、ローマに帰還し、この
地で凱旋演説を行ったことを記念しています。
この薄衣を纏った天使(?)の彫刻。フランスやスペインの教会建築の装飾に似たモチーフの
ものが多く見られます。やはりローマの影響が広く伝わっているのかと思ったりして。
312年の戦いのシーンでしょうか。素朴な描写に何か親しみを覚えます。