Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

モン・サン・ミシェル⑲ 修道院付属教会[8] 「ラ・メルヴェイユ」2

2011年08月06日 16時32分15秒 | フランス紀行

ラ・メルヴェイユの回廊から中庭を臨みます。

 

回廊の柱の上部にはご覧のとおりの彫刻が。花のブーケのようですが、それぞれ
カタチが少しずつ違います。修道僧は何故このカタチが違うのか、はたまたそれの
意味するものはと思索に耽ったそうな。


上の写真にはフランソワ1世の紋章、火トカゲが見られます。

 

互い違いの列柱の間隔は丁度ボクの顔が入るくらい。結構狭いです。

 

ラ・メルヴェイユから見上げた天主搭。

 

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Phoenix 東北&関東
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TVドラマ: フランキー堺の「私は貝になりたい」

2011年08月06日 11時34分34秒 | FILM

TBS(当時はまだ「ラジオ東京テレビ」)が

ドラマのTBSとして名を馳せる記念碑的な作品

 

勿論主演はフランキー堺のあの名作です

 

これが放映されたのはなんと1958年(昭和33年)

ボクは茶の間で正座して観ていましたよ(笑)

 

ストーリーは皆さん良くご存じですよね

高知県幡多清水で床屋を営む主人公

(この地名って本当にあるんですか?)

彼が赤紙で召集され日本上空で撃墜されたB29の搭乗員を

刺殺するよう上官命令を受けるが果たせず

腕に傷を付けただけであったが

終戦後家族のもとに戻った彼を待っていたのは

極東軍事裁判でA級戦犯としての収監

絞首刑の判決を受け死刑台に上るまでを描いたもの

 

TVを見ながら母親はフランキー堺を指して

あんな太った兵隊さんいなかったよ

なぞと減らず口を叩いていましたが

観終わった時家族全員が涙を浮かべ

勿論ボクも戦犯ってなんのことやら分からぬままに

涙を流したのを覚えています

 

強烈な印象をボクに残したTVでありました

今見ても懐かしい芸達者が勢ぞろい

この映画TVのVTRで一部生放送

VTRと言っても高価なもので取り直しなしだったから

役者にとっては生放送と同じ

 

今のジャリタレ集団ではまず出来ない芸当でしょう

フランキー堺の喜劇で見慣れた顔がアップになり

それが悲劇を迎える顔とのあのギャップ

 

勿論今回も

残念ながら何回も見ているのに

不覚にも・・・です

 

戦争の醜さ・不条理・悲しさ・やるせなさ

創作ではありますが

軍部の上級将校は已むをえないにしても

(極東軍事裁判の正当性の問題についてボクは)

(はなはだ疑問を持っていますが)

命令に背けぬ下級兵士が一把ひとからげで

機械的にA級戦犯として処理されたこと

60余年を過ぎても

彼らの口惜しさ・切なさは察して

余りあるものが

 

何回聞いても主人公の最後の遺書の独白は

心を締め付けられます

 

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生まれ変わったら何になりたい?

そうだな牛や馬?

いや牛や馬じゃまた人間に苛められる

それより

ずっと深い海の底に住む貝がいい

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今日は広島原爆忌

黙祷

 

 

2009年8月6日投稿

 


 


二つ折りの恋文

2011年08月06日 06時50分24秒 | 心の漢方薬

 



蝶々

二つ折りの恋文が、

花の番地を探している。

 

 

 

 

なんとも短い詩(散文詩)です

ほんとにこれだけ


こんな短い文章で 蝶々が広い野原を ひらひらと
次から次へと 蜜を求めて彷徨う様が

或いは 果たせぬ恋に疲れた 旅人の姿が
シルエットとなって あなたの目の前を
通り過ぎるのでしょうか

はたまた バッグにラブレターを忍ばせたあなた


恋人は未だ振り向いてくれない
いつ渡そうか 

 

この胸のうずきは なに?

 



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詩はジュール・ルナール作「博物誌」から
(岸田国士 訳)

ルナールって皆さんご存知ですよね

あの「にんじん」の作者です

 

 

2009年5月12日投稿