「ラ・メルヴェイユ」と呼ばれる回廊です。日本語に直すと「驚嘆」とでも
言うのでしょうか。ヨーロッパの僧院建築の中でも、かなり美しい建築
ではないかと思われます。
修道院として、この場所の位置付けは修道僧の息抜き、憩いそして
瞑想の場。この互い違いに配置された円柱の妙は、光が降り注ぐ
この場所が連続してずっと続いていくかのような錯覚をもたらします。
日本で言う所謂船天井。こちらでは前にもご紹介したノルマン様式という
そうですけど。木製です。
放物線を逆さまにしたような船天井と壁の意匠で天井の隅の取り合いが難しかった
ように感じます。こういう設計図って勿論平面で描かれていますので、ボクなぞは
見ているだけで頭くらくら(笑)
然し見事に納まっていますね。日本の宮大工さんとか、洋の東西を問わず建築に
携わった人々の卓越した技能と思考能力に脱帽です。
(この旅行記の過去ログに関してはこちらをご覧ください)
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Phoenix 東北&関東
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