窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・放射線量コントロール37 ・被ばく がん発症リスク低い 京大グループ

2014-02-25 10:19:55 | Weblog
京都大大学院医学研究科の小泉昭夫教授(環境衛生学)らの研究グループ

25日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。

調査対象は、原発から20~50キロにあり、避難区域に接する福島県の川内村
▽相馬市玉野地区▽南相馬市原町区の3地区。

2012年8~9月の2カ月間、協力を得られた住民459人に線量計を身につけてもらい、
土壌中の放射性セシウムから受ける外部被ばくを測定した。

この測定をした77人を含む住民125人が期間中のある1日にとった3食の食材を回収し、
内部被ばく量も分析。これらから12年の年間被ばく量を推定した。

・・・・

グループは「事故に伴う放射線被ばくによるがんリスクは低いと考えられる」と結論付けた。


以上、2014年2月25日(火)毎日新聞からの引用です。<--リンク

事故から1年半も経過したあとで住民の内部被ばくと外部被ばく量を調べて
「もう住んでも大丈夫です。」と言いたいのでしょうか。

そうですね、事故当時に福島にいなかった人が新たに住み始めるなら
この話はそれなりに妥当でしょうか。

もっとも前から住んでいた人を除いて新たにそんなリスクを取る人がいるとは
とても思えませんがねえ。


事故直後に現場に入って住民の被ばく量を調査したなら話はわかります。

1年半も後になって、自然減衰やら除染やらでだいぶ状況が改善してから
被ばく量を調査して「大丈夫ですよ。」と言っているのです。

いったい何が大丈夫なんでしょうかねえ。

「原発事故による被ばくでのがん発症リスクは低い」というならそれこそ「大ウソ」と言わざるをえませんね。

学者先生の良心を疑ってしまいますよ。


PS
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