窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

バベルの塔2

2007-10-30 21:33:04 | Weblog
CERNで作っているLHCは陽子の大きさの千分の一ぐらいまで解像できそうである。

LHCの改良版としての最終的なレベルはこのサイズのさらに千分の一ぐらいまで
いきそうである。

しかしながら、このあたりが加速器実験の壁で、これを超えて小さな世界は人間から
隔離されている。

人間の、認識の限界である。

大きいサイズはもっと明確に限界がある。

137億光年の半径内の宇宙のことしか我々には分からない。

疑問を出せば全てに答えがあるというのは、いかにも子どもっぽい思いである。

大きい方と小さい方にこのような限界があるため、その中に含まれる情報量は
有限である。

従って、人間が知りうることは有限である。

神はこのような戦略でもって、今回の我々のバベルの塔の再トライに対抗している。

そうはいいながら、このところの宇宙論や宇宙の測定結果を聞いていると、本当に
この人たちは科学者かと思うほどSFチックな話で満ちあふれている。

窓際の私が言うのも何ですが、世の中、進歩してるんでしょうかね?
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