窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・第16週は微増の定点7.56人でした。自分の役回りを理解してない菅さん。

2011-04-30 01:17:47 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第15週( 4月11日~17日)・8の県が注意報レベル継続。                           
 ・第16週( 4月18日~24日)   
 ・第17週( 4月25日~ 1日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第19週~20週(5月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               11週   12週   13週  14週   15週  16週
   A(H1)pdm     23     7     3     0     0     1
   A(H3)         49    51    52    55    33    35
   B             28    42    45    45    65    64

 新型が1%で、A香港型も35%に横ばいです。

 B型も横ばいの64%です。

 今シーズンの現状累積での占有率です。

   A(H1)pdm     57%
   A(H3)         31%
   B             11%

 ・定点状況推移(人)
               11週   12週   13週  14週   15週  16週
  2011年定点データ 17.25 12.33 10.02  6.35  6.42  7.56

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第14週( 4月 4日~10日)     6.35人    30662人    31万人
 ・第15週( 4月11日~17日)     6.42人    31417人    30万人
 ・第16週( 4月18日~24日)     7.56人    36993人   (27.7万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・30日                      0.70人               3.4万人
  ・ 1日                      0.69人               3.4万人
  ・第17週( 4月25日~ 1日)     5.06人    24487人   24.7万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1313.8万人   
  (今シーズンの合計です。)      

  内、新型インフルエンザの累積患者数      689.0万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2763.9万人  100人に21.7人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第17週( 5月 1日)               1317.2万人  

・入院状況(第16週)
 今シーズン
 ・重症化(合計)      442人( 4月24日現在)    重症化率  0.0034%
 ・重症化(新型分)    240人( 4月24日現在)    重症化率  0.0035%

 ・死亡(含む疑い例)   178人( 4月24日現在)     致死率   0.0014%


       今シーズン(16週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0034%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0014%          0.00097%

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第14週( 4月 4日~10日)  8.07人    6.35人   +27.4%
 ・第15週( 4月11日~17日)  4.02人    6.42人   -38.0%
 ・第16週( 4月18日~24日)  5.66人    7.56人   -25.9%

 今回の定点合計報告数は36993人で、当ブログ予報は27422人でした。

 今回予報誤差はー25.9%になり、予報誤差範囲を外れました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.6%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は26万人程です。、

 新型は0%、A香港型は33%、B型は65%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2763.9万人で、
 これまでに100人に21.7人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1872万人で、100人に76.9人が感染したことになります。

 成人は890万人で、100人に8.6人が感染したことになります。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

・・4月29日状況・・

海洋汚染は大気汚染の100分の1程度の放射性物質が流出の模様。

1号機原子炉は積極的な水没を開始

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)     
24日・・・106μ・Sv/H      25日・・・92.5μ・Sv/H
26日~4月4日の単純合計・・・683.2μ・Sv/H     
 5日~ 12日の単純合計 ・・・414.9μ・Sv/H     
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)     
16日~ 22日の単純合計 ・・・312.5μ・Sv/H     

23日・・・43.6μ・Sv/H)      24日・・・46.3μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。
25日予測値・・41.9μ・Sv/H  実測52.1μ・Sv/H  予測誤差-19.6%  
26日予測値・・44.6μ・Sv/H
27日予測値・・50.4μ・Sv/H  実測37.0μ・Sv/H  予測誤差+36.2%  
28日予測値・・41.3μ・Sv/H  実測34.0μ・Sv/H  予測誤差+21.5%  
29日予測値・・35.8μ・Sv/H
30日予測値・・32.8μ・Sv/H

 ・・・原発北西20km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・95308μ・Sv (95.3m・Sv)

到達予報
100m・Sv・・・5月 5日
112m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
120m・Sv・・・6月 5日

政府予報  ・・・但し4月27日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
392m・Sv・・・2012年3月11日(地震から1年後までの積算予測)

3月20日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。

4月19日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~25日の単純合計・・・1007μ・Sv/H     
26日~4月 4日の単純合計・・・407.5μ・Sv/H     
 5日~  14日の単純合計・・・259.7μ・Sv/H     
15日~  24日の単純合計・・・244.0μ・Sv/H     

25日・・・ 19.4μ・Sv/H   26日・・・(23.7μ・Sv/H)

26日予測値・・23.7μ・Sv/H
27日予測値・・18.9μ・Sv/H  実測22.4μ・Sv/H  予測誤差-15.6%  
28日予測値・・21.2μ・Sv/H  実測17.5μ・Sv/H  予測誤差+21.1%  
29日予測値・・21.9μ・Sv/H
30日予測値・・17.0μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・50505μ・Sv (50.5m・Sv)

到達予報
60m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
62m・Sv・・・5月28日

政府予報  ・・・但し4月27日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208.3m・Sv・・2012年3月11日(地震から1年後)

4月2日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。

4月29日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~  26日の単純合計・・・96.9μ・Sv/H     
27日~4月 5日の単純合計・・・30.35μ・Sv/H     
 6日~  15日の単純合計・・・20.44μ・Sv/H     

16日・・・2.10μ・Sv/H      17日・・・1.60μ・Sv/H     
18日・・・1.90μ・Sv/H      19日・・・1.90μ・Sv/H     
20日・・・1.90μ・Sv/H      21日・・・1.90μ・Sv/H     
22日・・・1.90μ・Sv/H      23日・・・1.90μ・Sv/H     
24日・・・1.80μ・Sv/H      25日・・・1.80μ・Sv/H     
26日予測値・・1.76μ・Sv/H  実測1.80μ・Sv/H  予測誤差 -2.2%      
27日予測値・・1.77μ・Sv/H  実測1.80μ・Sv/H  予測誤差 -1.7%        
28日予測値・・1.77μ・Sv/H  実測1.70μ・Sv/H  予測誤差 +4.1%    
29日予測値・・1.77μ・Sv/H  
30日予測値・・1.67μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・4779μ・Sv (4.78m・Sv)

到達予報
5.0m・Sv・・・5月 5日
6.0m・Sv・・・6月 2日

政府予報  ・・・但し4月27日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・2012年3月11日(地震から1年後)

福島市では小中学校の校庭が国の定めた3.8μ・Sv/Hを上回る測定値を出して
いる所があります。

このことからわかる事は、福島市内でも場所によっては放射線の強さが大きい所が
あるということです。

これらの放射線強度が強い場所では年間で20m・Svを超える可能性がありますね。

同様に、郡山、本宮、二本松、伊達、も完全に安心できるエリアではなさそうです。

福島市を含めて、65km圏内は残念ですがグレーゾーンの模様です。

コメント

3つの地点の実測データを見ていると、いまも微少量ながら放射性物質の放出が
続いているのか、あるいはヨウ素131はすでに減衰して残るはセシウム137
メインになった為なのか、横ばい傾向が強くなっています。

放出の影響ならば「止めればいい」のですが、セシウムの影響となるとやっかいな
事になりそうですね。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量0.524m・Sv

一般人で1m・Sv(日本の建前)、文科省はこれを基準値としている模様!?。

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で1.78m・Sv

自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は4.78m・Sv

原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

自衛隊員で20m・Sv
アメリカの原発作業員は20m・Svまで。
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の緊急時の最小値採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

原発作業員は通常は50m・Svまで。
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量50.5m・Sv

・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量95.3m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

コメント

薬害エイズの時は「被害者の味方」をやっていればよかったのですが、今回の
役回りは「被害者の味方」ではありませんよ、菅さん。

舞台は回りました。

原子力行政の責任者の役回りですから、「責められ役」です。

そこのところをはきちがえておられるようですね。


「自分は何も間違ったことはしていない。」、「一生懸命に仕事をしている。」という
役ではありません。

身に覚えがなくても「すみませんでした。」と責任を感じる役回りなのです。


前回の役回りと違って難しいことはよく分かりますが、でもそれが仕事です。

それがやれないのでしたら、総理大臣、どなたか別の人に代わられた方が
よろしいかと思いますよ。


話は変わりますけれど、政府のやってることは40日遅い。

原発爆発から45日目だけれど、ようやく発表された累積放射線量の予測でも
やる事がわかっていれば爆発後5日で出来る仕事。

結局、やる事や機材や人の準備ができてないから、24時間、3交代で実行する
事ができない。


「原発事故を収束させるのに忙しかった」ですって。

放射線測定と事故収束はまったく別の仕事。

チームを分けりゃ済む話です。

それが出来なかったのは単に「仕事の整理」が出来ていないだけの話です。

そのことのおつりは、浴びる必要のない放射線を住民が浴びたということですし、
今も浴び続けているということですね。


「前に出した指示とどうやったら整合性が取れるか」などに本来は頭をつかっている
暇はないのですよ、枝野さん。

危ない所の住民は分かった時点で避難させる。

これが全てです。


さて、今になってようやく放射線の測定ポイントが増えても「気の抜けたビール」
みたいなもので、ありがたさ半分ですね、ホームズさん。

どうします、それでも飲みますか?

PS

・・注意情報 ・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で避難及び計画避難、
屋内退避の北西方向の対象範囲です。

但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

                窓際日記推定   政府想定方式   政府発令指示
避難(50m・Sv~)   ・・・31Km以内   ・・・23Km以内   20km以内

計画避難(20m・Sv~)・・・45km以内   ・・・37Km以内   45km以内    

屋内退避(10m・Sv~)・・・55km以内   ・・・47Km以内   (30km以内)


23km地点では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。

ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。


年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、37km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。

このエリアはようやく「計画的避難区域」に指定されましたが、避難されるまでは
「屋内退避」の生活が基本ですね。


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

従いまして、窓際日記同様に屋内退避が苦手な方にお勧めの基準ですね。

以上、御参考にしていただければと思います。

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