窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・・放射線量コントロール33 ・避難の基本12 やっぱり「逃げるが勝ち」でしょう。

2011-12-08 10:19:26 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週( 9月 5日~11日)   ・・・・2011年シーズンの始まり・・・・         
        ・・・・・       
 ・第47週(11月21日~27日)    
 ・第48週(11月28日~ 4日)   
 ・第49週(12月 5日~11日)    ・・・・今週・・・・

・ウイルス サーベイランス状況(第47週)

 A(H1)pdm   42週に1件検出、その後5週連続未検出。
 A(H3)      45週に4件、46週に16件、47週に5件、検出されました。
 B          44週に6件、45週に1件、46週に2件、検出されました。

 ・2011年シーズンの累積分離件数推移です。
               42週   43週   44週  45週   46週  47週
   A(H1)pdm     1     1      1     2     2     2 
   A(H3)        21    31     53    55    70    92  
   B             6     8     13    17    18    20  

 今シーズンはA香港型主流で感染が広がりつつある状況です。

 それにしても人間の体はよくできたものですね。

 あれだけ感染をひろめていた2009年版パンデミック・ウイルス君、今シーズンは
 うんともスンともいいません。

 免疫機能というのは本当によくできていますねえ。

・定点状況推移(人)
               42週   43週   44週  45週   46週  47週
  2011年定点データ  0.09  0.10  0.12  0.14  0.21  0.29

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
 ・第34週( 8月22日~28日)     0.01人       43人   (0.04万人)
  (ボトム到達)
        ・・・・・       
 ・第45週(11月 7日~13日)     0.14人      674人   (0.67万人)
 ・第46週(11月14日~20日)     0.21人     1012人   (1.00万人)
 ・第47週(11月21日~27日)     0.29人     1397人   (1.40万人)

・患者報告数の予報です。
  ・第48週(11月28日~ 4日)     0.35人     1696人   17130人

  ・ 8日                      0.062人              3017人
  ・ 9日                      0.064人              3109人
  ・第49週(12月 5日~11日)     0.43人     2091人   21120人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  84106人   

 ・累積患者数の予報。(2011年36週以降)
  ・第49週(12月11日)                93710人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第45週(10月31日~ 6日)  0.15人    0.14人    +7.6%
 ・第46週(11月 7日~13日)  0.17人    0.21人   -17.9%
 ・第47週(11月 7日~13日)  0.22人    0.29人   -22.9%

 今回の定点合計報告数は1397人で、当ブログ予報は1077人でした。

 今回予報誤差はー22.9%になり、予報誤差範囲を外れました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±19.8%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は全国で19190人程です。

・定点順位     第45週        第46週       第47週  

  1位   沖縄  1.88人    沖縄  1.98人    宮城  2.53人

  2位   宮城  0.77人    宮城  1.57人    沖縄  1.76人 

  3位   岐阜  0.44人    愛知  0.66人    三重  1.14人

  4位   三重  0.40人    徳島  0.58人    岐阜  0.95人

宮城がついに定点2.53人で沖縄を超え1位上昇です。

沖縄は2位後退、29週連続の1位継続で記録ストップです。

第47週は上位3つの県が定点1.0人をこえました。

PS

・・福島原発事故関係・・

・・12月7日状況・・

コメント

 ・避難の基本12 やっぱり「三十六計、逃げるが勝ち」でしょう。

明治の粉ミルクからKgあたり31ベクレルの放射能検出の報道です。

牛乳を乾燥させて粉ミルクにする時に大量の熱風が必要なんですが、その空気に
含まれていた福島原発からのセシウムが残留した模様です。

工場では一応フィルターを通じて外気を入れていますが、セシウム粒子はその
フィルターの目よりも細かいのですね。


さて、そうすると避難の時に「ぬれタオルで鼻、口をおさえると効果的」と言われて
いますが、まあどれだけ効果的なのかは疑問ですね。

フィルターでさえ通ってしまうのですから、ましてや「ぬれタオル」程度では「やらない
よりやった方がまし」程度でしょうか。

除染現場でよく見る「防毒マスク」のようなものでなければ本来は無理ということで
しょうね、細野さん。


衣服に付着した放射性物質も払えば落ちるようなものではないでしょう。

一時期ネットでは「花粉と同じだ。払えば落ちる。」みたいに言われていましたが
それもかなり怪しいものですね。

払って落ちて、洗えば流れるのでしたら、こんなに除染が難しいわけありません
からねえ



ここは政府や自治体がどう言おうが「逃げるが勝ち」でしょう。

やっぱりどう考えても「屋内退避」で一月も二月も暮せと言われるのは無理があります。


フード付きのレインコートを着て、ぬれタオルで鼻、口をおさえてさっさと逃げる。

避難したら、レインコートとタオルはビニール袋にいれて、人のいない所に保管。

たとえ「賠償額が少ない」としても健康被害に遇ってからでは遅すぎますからねえ。


今日はここまで、一つ前の記事は10月27日ですので、そちらもご参照願います。

それから、最新の放射線量コントロールの目次は11月4日にありますので
よろしければお使い下さい。

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(文科省発表)

3月15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
              ・・・300μ・Sv/H(車内)   
   ・・・
10月
 4日予測値・・29.5μ・Sv/H  実測29.2μ・Sv/H  予測誤差 +1.0%   
 5日予測値・・30.2μ・Sv/H  実測30.7μ・Sv/H  予測誤差 -1.6%   
 6日予測値・・29.1μ・Sv/H  実測30.6μ・Sv/H  予測誤差 -4.9%   
 7日予測値・・30.6μ・Sv/H
 8日予測値・・30.5μ・Sv/H

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・281397μ・Sv (281.4m・Sv

到達実績
228.2m・Sv・・・9月30日  予報227.5m・Sv 予報誤差ー0.3%
252.1m・Sv・・10月31日  予報250.6m・Sv 予報誤差ー0.6%
275.7m・Sv・・11月30日  予報274.4m・Sv 予報誤差ー0.5%

到達予報
298.6m・Sv・・12月31日  
347.7m・Sv・・・爆発から1年後
488.7m・Sv・・来年の12月31日  今後1年間での増加被ばく量190.1m・Sv  


・・・原発北西30km超え地点での推移(文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

3月15日PM・・・(147μ・Sv/H)   
   ・・・
10月
 4日予測値・・16.5μ・Sv/H  実測17.7μ・Sv/H  予測誤差 -6.8%     
 5日予測値・・18.2μ・Sv/H  実測16.8μ・Sv/H  予測誤差 +8.3%     
 6日予測値・・17.7μ・Sv/H  実測17.3μ・Sv/H  予測誤差 +2.3%     
 7日予測値・・16.8μ・Sv/H  
 8日予測値・・17.3μ・Sv/H  

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・157252μ・Sv (157.3m・Sv

到達実績
125.8m・Sv・・・9月30日  予報125.1m・Sv 予報誤差ー0.6%
140.1m・Sv・・10月31日  予報140.5m・Sv 予報誤差+0.3%
154.0m・Sv・・11月30日  予報153.2m・Sv 予報誤差-0.5%

到達予報
168.2m・Sv・・12月31日  
201.4m・Sv・・・・爆発から1年後
317.9m・Sv・・来年の12月31日  今後1年間での増加被ばく量149.7m・Sv  


・・福島市の状況(原発から北西65km地点)(文科省発表)

3月15日・・・24μ・Sv/H  
   ・・・
10月
 4日予測値・・1.00μ・Sv/H  実測1.10μ・Sv/H  予測誤差 -2.3%     
 5日予測値・・1.09μ・Sv/H  実測1.10μ・Sv/H  予測誤差 ー0.9% 
 6日予測値・・1.09μ・Sv/H  実測1.10μ・Sv/H  予測誤差 ー0.9% 
 7日予測値・・1.09μ・Sv/H  
 8日予測値・・1.09μ・Sv/H  

・・・3月15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・11974μ・Sv (11.97m・Sv

到達実績
10.1m・Sv・・・・・9月30日  予報10.1m・Sv  予報誤差+0.0%
10.99m・Sv・・10月31日  予報10.99m・Sv 予報誤差+0.0%
11.76m・Sv・・11月30日  予報11.78m・Sv 予報誤差+0.2%

到達予報
12.55m・Sv・・12月31日  
14.2m・Sv・・・爆発から1年後
18.52m・Sv・・来年の12月31日  今後1年間での増加被ばく量5.97m・Sv  

・・注意情報 ・・

・2011年12月~12年12月の1年間での外部被ばく量推定

原発から北西方向のエリアで今までの半減期カーブが継続するとした場合の計算です。


緊急避難相当(100m・Sv以上)・・33km以内  

 避難相当  (50m・Sv以上)・・・41Km以内   

計画避難相当(20m・Sv以上)・・・51km以内   

屋内退避相当(10m・Sv以上)・・・59km以内   

 法律遵守  (1m・Sv以下) ・・・86km以遠   (赤字は数値更新)


福島市は屋内退避はしなくてもよさそうですが、法律遵守にはとても届きませんね。

以上の長期予報は放射性物質の半減期による減衰効果を考慮しています。

但し、窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

PPS

沖縄の防衛局長官の話。

記者とは「非公開の約束」で話をしたとか。

発言の内容はご存じのとおりで言いたくもありませんが、記事にした記者さんは
「約束よりスクープネタ」だったんでしょうね。


長官は更迭されました。

それで、約束を破った記者さんはどんな罰をうけたのでしょうか?

窓際日記、かぶんにして聞いておりません。

これでは記者さんを信頼する「政治家や官僚」はいなくなって当然というものですねえ。

コメント
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