窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・現状を後追いする国の放射線量規制値。

2011-12-22 01:27:59 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週( 9月 5日~11日)   ・・・・2011年シーズンの始まり・・・・         
        ・・・・・       
 ・第49週(12月 5日~11日)    ・・・・日本全国が流行入り宣言・・・・    
                        ・・・・14県が定点1.0人超え・・・・
 ・第50週(12月12日~18日)    
 ・第51週(12月19日~25日)    ・・・・今週・・・・

・ウイルス サーベイランス状況(第49週)

 A(H1)pdm   42週に1件検出、その後7週連続未検出。
 A(H3)      47週に28件、48週に25件、49週に10件、検出されました。
 B          46週に2件、47週に2件検出、その後2週連続未検出。

 ・2011年シーズンの累積分離件数推移です。
               44週   45週   46週  47週   48週  49週
   A(H1)pdm     1     2      2     2     2     2 
   A(H3)        53    55     70    92   137   183  
   B            13    17     18    20    21    23  

 今シーズンはA香港型主流で感染が広がりつつある状況です。

・定点状況推移(人)
               44週   45週   46週  47週   48週  49週
  2011年定点データ  0.12  0.14  0.21  0.29  0.57  1.11

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
 ・第34週( 8月22日~28日)     0.01人       43人   (0.04万人)
  (ボトム到達)
        ・・・・・       
 ・第47週(11月21日~27日)     0.29人     1397人   (1.40万人)
 ・第48週(11月28日~ 4日)     0.57人     2781人   (2.7万人)
 ・第49週(12月 5日~11日)     1.11人     5447人   (5.4万人)

・患者報告数の予報です。
  ・第50週(12月12日~18日)     1.94人    9376人    94698人

  ・22日                      0.54人              26263人
  ・23日                      0.59人              28904人
  ・第51週(12月19日~25日)     3.76人   18202人   183842人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)    320364人   

 ・累積患者数の予報。(2011年36週以降)
  ・第51週(12月25日)                  415000人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第47週(11月21日~27日)  0.22人    0.29人   -22.9%
 ・第48週(11月28日~ 4日)  0.35人    0.57人   -39.0%
 ・第49週(12月 5日~11日)  0.92人    1.11人   -18.7%

 今回の定点合計報告数は5447人で、当ブログ予報は4431人でした。

 今回予報誤差はー18.7%になり、予報誤差範囲内でした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±19.9%です。

・コメント

 予報より1週間早く流行域に突入しました。

 これでもタイミングとしては例年並みの様です。

 ということは、1月中旬~下旬かけてのピーク到達ということになります。

 インフルエンザ対策、これからが本番ですね。
 (本当は2週間は警報が出るのが遅いのですがね、厚生省さん。)

 ちなみに、感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は全国で128380人程です。

・定点順位     第47週        第48週       第49週  

  1位   宮城  2.53人    宮城  4.10人    宮城 10.33人

  2位   沖縄  1.76人    三重  2.86人    愛知  5.33人 

  3位   三重  1.14人    愛知  2.33人    三重  5.33人

  4位   岐阜  0.95人    沖縄  2.09人    岡山  4.04人

  5位                                山口  2.91人

1.0人超え     3県            9県           14県

宮城が3週連続の1位です。

沖縄は6位後退、三重、愛知の東海地方中心に西日本の感染が拡大中です。

第49週は上位14の県が定点1.0人をこえました。

1.0人超え県名の状況推移(累積)

第46週  沖縄、宮城
第47週  三重
第48週  愛知、岡山、山口、鳥取、岐阜、大分  
第49週  兵庫、広島、愛媛、滋賀、長野  

PS

・・福島原発事故関係・・

コメント

食品の暫定基準値が来年4月から現行の5分の1のkgあたり100ベクレルになります。

理由は、「事故後1年もたてば食品の放射線量も少なくなるから」とのことです。


何気なく聞いているともっともらしく聞こえるのですが、ちょっと考えるとおかしいことに
気が付きます。

健康に影響があるので食品に含まれる規制すべき物質があります。

「その物質の濃度が下がったから、それに合わせて規制値も下げますよ」と言って
いるのですね。


これでは放射性物質の濃度が規制値を規制しているのと同じです。

その内また何かの理由で濃度が上がれば規制値も上がるのでしょうね、小宮山さん。

本来は規制値というのは健康に与える影響から決められるべきもので、規制対象
となる放射性物質の濃度から決めるものではありませんよねえ。


まあ、「胸のX線CT検査1回分だから大丈夫」と言っていた官房長官もいた政権です
から、それぐらいの論理矛盾は何でもないのでしょうけれども、、、。

メーカーが作るCT装置が出すX 線の強度が基準になるのではなくて、健康に影響が
出ない基準値を国が決めてそれに従って装置をメーカーが作るのですよねえ、枝野さん。

もう少ししっかりしていただきたいものです。

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(文科省発表)

3月15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
              ・・・300μ・Sv/H(車内)   
   ・・・
12月
18日予測値・・30.9μ・Sv/H  実測28.0μ・Sv/H  予測誤差+10.4%
19日予測値・・30.9μ・Sv/H  実測29.0μ・Sv/H  予測誤差 +6.6%  
20日予測値・・27.9μ・Sv/H  実測29.0μ・Sv/H  予測誤差 +6.6%  
21日予測値・・28.9μ・Sv/H
22日予測値・・28.10μ・Sv/H

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・290628μ・Sv (290.6m・Sv

到達実績
228.2m・Sv・・・9月30日  予報227.5m・Sv 予報誤差ー0.3%
252.1m・Sv・・10月31日  予報250.6m・Sv 予報誤差ー0.6%
275.7m・Sv・・11月30日  予報274.4m・Sv 予報誤差ー0.5%

到達予報
298.6m・Sv・・12月31日  
347.7m・Sv・・・爆発から1年後
488.7m・Sv・・来年の12月31日 今後1年間での被ばく量増加分190.1m・Sv  


・・・原発北西30km超え地点での推移(文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

3月15日PM・・・(147μ・Sv/H)   
   ・・・
12月
18日予測値・・18.0μ・Sv/H  実測17.3μ・Sv/H  予測誤差 +4.0%  
19日予測値・・17.8μ・Sv/H  実測18.0μ・Sv/H  予測誤差 -1.1%    
20日予測値・・17.3μ・Sv/H  実測17.1μ・Sv/H  予測誤差 +1.2%    
21日予測値・・18.0μ・Sv/H  
22日予測値・・17.1μ・Sv/H  

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・163307μ・Sv (163.3m・Sv

到達実績
125.8m・Sv・・・9月30日  予報125.1m・Sv 予報誤差ー0.6%
140.1m・Sv・・10月31日  予報140.5m・Sv 予報誤差+0.3%
154.0m・Sv・・11月30日  予報153.2m・Sv 予報誤差-0.5%

到達予報
168.2m・Sv・・12月31日  
201.4m・Sv・・・・爆発から1年後
317.9m・Sv・・来年の12月31日 今後1年間での被ばく量増加分149.7m・Sv  


・・福島市の状況(原発から北西65km地点)(文科省発表)

3月15日・・・24μ・Sv/H  
   ・・・
12月
18日予測値・・1.10μ・Sv/H  実測1.10μ・Sv/H  予測誤差  0.0%    
19日予測値・・1.10μ・Sv/H  実測1.10μ・Sv/H  予測誤差  0.0%    
20日予測値・・1.10μ・Sv/H  実測1.10μ・Sv/H  予測誤差  0.0%  
21日予測値・・1.09μ・Sv/H  
22日予測値・・1.10μ・Sv/H  

・・・3月15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・12343μ・Sv (12.34m・Sv

到達実績
10.1m・Sv・・・・・9月30日  予報10.1m・Sv  予報誤差+0.0%
10.99m・Sv・・10月31日  予報10.99m・Sv 予報誤差+0.0%
11.76m・Sv・・11月30日  予報11.78m・Sv 予報誤差+0.2%

到達予報
12.55m・Sv・・12月31日  
14.2m・Sv・・・爆発から1年後
18.52m・Sv・・来年の12月31日 今後1年間での被ばく量増加分5.97m・Sv  

・・注意情報 ・・

・2011年12月~12年12月の1年間での外部被ばく量推定

原発から北西方向のエリアで今までの半減期カーブが継続するとした場合の計算です。


緊急避難相当(100m・Sv以上) ・・・33km以内          ↑ 
                                    帰宅困難区域
 避難相当  (50m・Sv以上) ・・・・41Km以内     -------   
                                    居住制限区域
計画避難相当(20m・Sv以上) ・・・・51km以内      ーーーーーーー   
                                   避難解除準備区域    
屋内退避相当(10m・Sv以上) ・・・・59km以内          ↓

放射線管理区域(5.2m・Sv以上)・・66km以内
                                      
 法律順守  (1m・Sv以下) ・ ・・・86km以遠     -------ー   
                                    法令順守区域
                                        ↓
                    (赤字は数値更新)

福島市は屋内退避はしなくてもよさそうですが、放射線管理区域には相当します。

市内の放射線量の高いところには、警告の放射能看板を立てなければいけませんね、
市長さん。

そして残念ですがまだまだ法律順守にはとても届きません。


以上の長期予報は放射性物質の半減期による減衰効果を考慮しています。

但し、窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする