窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・ウイルス サーベイランス・M8地震で日本の原発は2回に1回は爆発しそうです。

2011-08-13 01:06:48 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第22週( 5月30日~ 5日)・全国平均が定点0.82人で流行終息。     
        ・・・・・       
 ・第30週( 7月25日~31日)・沖縄は流行レベル継続                   
 ・第31週( 8月 1日~ 7日)              
 ・第32週( 8月 8日~14日)       ・・・・今週・・・・         

 ・ウイルス サーベイランス状況(第31週

 A(H1)pdm   12週連続未検出
 A(H3)      29週に検出1、その後2週連続未検出
 B          29週に検出1、その後2週連続未検出

 ・今シーズンの現状累積での占有率です。

   A(H1)pdm     52.6%  
   A(H3)         32.1%  
   B             15.3%  

 新型が減少し、B型が増加傾向です

 ・定点状況推移(人)
               25週   26週   27週  28週   29週  30週
  2011年定点データ  0.17  0.10  0.06  0.04  0.03  0.02

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第28週( 7月11日~17日)     0.04人      211人   (0.20万人)
 ・第29週( 7月18日~24日)     0.03人      136人   (0.13万人)
 ・第30週( 7月25日~31日)     0.02人      114人   (0.11万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第31週( 8月 1日~ 7日)     0.02人       94人    0.10万人

  ・13日                      0.002人              0.01万人
  ・14日                      0.002人              0.01万人
  ・第32週( 8月 8日~14日)     0.02人       81人    0.08万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1380.7万人   

  内、新型インフルエンザの累積患者数      690.6万人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第32週( 8月14日)               1380.7万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第28週( 7月11日~17日)  0.03人    0.04人   -23.2%
 ・第29週( 7月18日~24日)  0.03人    0.03人   -15.5%
 ・第30週( 7月25日~31日)  0.02人    0.02人   -23.7%

 今回の定点合計報告数は114人で、当ブログ予報は87人でした。

 今回予報誤差はー23.7%になり、予報誤差範囲をわずかにこえました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.3%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は840人程です。、

PS

・・福島原発事故関係・・

・・8月12日状況・・

コメント

どうやら福島第2原発は首の皮1枚で生きのびた模様。

ただし、津波によって海水ポンプが故障し、その交換やらケーブルの交換やらで
数日間は冷却機能が失われていた。

原子炉の温度は上昇し、ベントの直前までいったものの、ポンプの回復によって
最悪の事態は回避された。

自衛隊まで動員して資材を運び込んで、数千人の作業員の投入で何とかできた
と言うのが実情。


つまり、M8クラスの地震に対する現状の原発の信頼性は50%ということ。

海岸に設置された原発が女川原発のように高台にあるならばまだしも、津波の
直撃を受ける海岸にある場合は2回に1回は致命的なトラブルになる。

福島第2原発が何とか冷温停止できたのもほとんど偶然ですね。

これでは第1が生きのびて、第2が爆発していても少しもおかしくない状況です。


2回に1回は爆発するような原発を国は「絶対安全」と言い続けていた訳ですから、
ほんとうにお国の言うことには注意が必要です。

うっかり頭から信用するととんでもない目に合うと言うのが真相のようですね。

そしてこのことは例の「3.8μ・Sv/H未満なら安全。」という政府のうたい文句にも
当てはまりそうなので困るのですよ、細野さん。

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~4月15日の31日間の単純合計・・・2978.0μ・Sv/H     
16日~5月22日の37日間の単純合計・・・1581.4μ・Sv/H     
23日~6月29日の38日間の単純合計・・・1451.2μ・Sv/H     
30日~7月19日の20日間の単純合計 ・・・721.0μ・Sv/H     
20日~7月29日の10日間の単純合計 ・・・346.0μ・Sv/H     
30日~8月 8日の10日間の単純合計 ・・・318.0μ・Sv/H     

 7日・・・33.0μ・Sv/H       8日・・・31.0μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

 9日予測値・・32.8μ・Sv/H  実測30.0μ・Sv/H  予測誤差 +9.3%   
10日予測値・・30.8μ・Sv/H  実測30.0μ・Sv/H  予測誤差 +2.8%   
11日予測値・・29.8μ・Sv/H  実測30.0μ・Sv/H  予測誤差 -0.7%   
12日予測値・・29.8μ・Sv/H
13日予測値・・29.8μ・Sv/H

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・189512μ・Sv (189.5m・Sv

到達実績
126m・Sv・・・・・5月31日(計画避難最終予定日)
154m・Sv・・・・・6月30日
180.0m・Sv・・・7月31日  予測179m・Sv  予測誤差ー0.6%

到達予報
203m・Sv・・・8月31日
345m・Sv・・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)


・・・原発北西30km超え地点での推移(文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~4月24日の40日間の単純合計・・・1918.2μ・Sv/H     
25日~6月 3日の40日間の単純合計・・・773.6μ・Sv/H     
 4日~7月13日の40日間の単純合計・・・902.7μ・Sv/H     
14日~  23日の10日間の単純合計・・・173.4μ・Sv/H     
24日~8月 2日の10日間の単純合計・・・219.4μ・Sv/H     

 3日・・・ 21.7μ・Sv/H       4日・・・22.2μ・Sv/H
 5日・・・ 21.2μ・Sv/H       6日・・・19.7μ・Sv/H
 7日・・・ 20.4μ・Sv/H       8日・・・20.9μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

 9日予測値・・20.4μ・Sv/H  実測20.5μ・Sv/H  予測誤差 -0.5%   
10日予測値・・20.9μ・Sv/H  実測19.9μ・Sv/H  予測誤差 +5.0%   
11日予測値・・20.5μ・Sv/H  実測20.3μ・Sv/H  予測誤差 +1.0%   
12日予測値・・19.9μ・Sv/H
13日予測値・・19.10μ・Sv/H

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・102549μ・Sv (102.5m・Sv

到達実績
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
81m・Sv・・・6月30日
96.1m・Sv・・・7月31日  予測95m・Sv  予測誤差ー1.1%

到達予報
111m・Sv・・・8月31日
197m・Sv・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)


・・福島市の状況(原発から北西65km地点)(文科省発表)

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~4月25日の41日間の単純合計・・・166.39μ・Sv/H     
26日~6月 3日の39日間の単純合計・・・64.8μ・Sv/H     
 4日~7月13日の40日間の単純合計・・・60.13μ・Sv/H     
14日~  23日の10日間の単純合計・・・15.7μ・Sv/H     
24日~8月 2日の10日間の単純合計・・・14.9μ・Sv/H     

 3日・・・1.40μ・Sv/H       4日・・・1.50μ・Sv/H     
 5日・・・1.50μ・Sv/H       6日・・・1.50μ・Sv/H     
 7日・・・1.40μ・Sv/H       8日・・・1.40μ・Sv/H     

 9日予測値・・1.39μ・Sv/H  実測1.30μ・Sv/H  予測誤差 +6.9%     
10日予測値・・1.39μ・Sv/H  実測1.30μ・Sv/H  予測誤差 +6.9%
11日予測値・・1.29μ・Sv/H  実測1.40μ・Sv/H  予測誤差 -7.9%     
12日予測値・・1.29μ・Sv/H  
13日予測値・・1.39μ・Sv/H  

・・・3月15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・8607μ・Sv (8.61m・Sv

到達実績
6.0m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
7.1m・Sv・・・6月30日
8.07m・Sv・・・6月28日  予測8.1m・Sv  予測誤差+0.4%

到達予報
9.2m・Sv・・・8月31日
16.0m・Sv・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)

福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で3.12m・Sv

放射線管理区域 年間で5.2m・Sv以上(3か月で1.3m・Sv以上)

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は8.61m・Sv

アメリカ国民は10m・Svまで。
原安委ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の最大値を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原安委ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
       (がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量102.5m・Sv

・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量189.5m・Sv

200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
         (国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)

600m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率が3%増加。
   ・・・どうやら200m・Sv増加するごとにがんによる死亡率は1%増加の模様。

コメント

・・注意情報 ・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。

但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

                窓際日記推定   政府想定方式   政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・31km以内   (・・・24Km以内)

 避難  (50m・Sv以上)・・・41Km以内   ・・・34Km以内   20km以内

計画避難(20m・Sv以上)・・・54km以内   ・・・47Km以内   45km以内    

屋内退避(10m・Sv以上)・・・64km以内   ・・・57Km以内   (30km以内)

法律遵守(1m・Sv以下) ・・・97km以遠   (・・・89Km以遠)(赤字は数値更新)

現時点での窓際計算では31km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)

34km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。

汚染わらの存在から推定すると、ホットスポットはほぼ150km圏を想定する
必要がありそうです。


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。

窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。

以上、御参考にしていただければと思います。

コメント
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