窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・沖縄は第48週、49週と1.00人超え、流行入りした模様です。

2010-12-16 00:16:21 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が流行入り(確定)
        ・・・・・       
 ・第48週(11月29日~ 5日)・大分が流行入り(確定)、他9県が流行域突入 
 ・第49週(12月 6日~12日)・沖縄が流行入りか 
      ・・・今週の予報・・・
 ・第50週(12月13日~19日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  48週は患者数増加の速さが増えました。

  この速さが継続しますと、早ければ49週にも定点1.00人を超えて
  流行入りする可能性があります。(微妙なところですね。)

  50週には確実に定点1.00人を超えるものと思われますので、少なくとも
  今までの予報より1週間は流行入りが早まった事になります。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               43週   44週   45週  46週   47週   48週
   A(H1)pdm     23    28    22    24    25    28
   A(H3)         73    68    76    75    71    66
   B              4     4     2     1     4     6

 48週もA香港型が減少、B型、新型が増加でした。

 新型が28%程度で増加傾向です。

 B型は1%台まで減少しましたが、今回6%まで復活です。

 A香港型優位の状況が続いていますが少し減少して、70%台を切りました。

 ・定点状況推移(人)
               43週   44週   45週  46週   47週   48週
  2010年定点データ  0.15  0.20  0.25   0.35  0.44  0.70

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第46週(11月15日~21日)     0.35人     1684人    (1.86万人)
 ・第47週(11月22日~28日)     0.44人     2113人    (2.34万人)
 ・第48週(11月29日~ 5日)     0.70人     3333人    (3.70万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第49週(12月 6日~12日)     0.98人     4685人     5.18万人

  ・16日                      0.21人                1.09万人
  ・17日                      0.22人                1.15万人
  ・第50週(12月13日~19日)     1.44人     6907人     7.63万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  23.0万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       6.5万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2081.4万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第50週(12月19日)                 26.7万人  
  ・第51週(12月26日)                 37.4万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第46週(11月15日~21日)  0.31人    0.35人   -12.2%
 ・第47週(11月22日~28日)  0.48人    0.44人    +8.0%
 ・第48週(11月29日~ 5日)  0.57人    0.70人   -17.6%

 今回の定点合計報告数は3333人で、当ブログ予報は2747人でした。

 今回予報誤差はー17.6%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.4%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は63200人程で、
 3割弱が新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7割程度で、
 新型が3割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(6割強)な状況です。

 B型は占有率が6%台にまで回復しました。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2081.4万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1519万人で、100人に62.4人が感染したことになります。

 成人は558万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・沖縄の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                45週         48週        49週      
               11月14日     12月 5日     12月12日
 定点あたり          0.69人      1.14人       1.45人
 沖縄推計値         0.04万人     0.06万人     0.09万人       
 累積患者数         0.4万人      0.6万人      0.7万人   
 内、新型累積患者数    0.1万人       0.2万人       0.2万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数        46.7万人     46.8万人     46.9万人   
 100人に          33.7人       33.8人        33.9人
 内、未成年者の感染は100人に95.3人になりました。


 患者数は前の週から増加で、1.46人で、上限を更新しました。

 沖縄の状況は、下限0.57人、当面の上限が1.46人で、
 1.00人をはさんでのアップダウン継続となるか、継続上昇となるか微妙です。

 沖縄の挙動はなかなか一筋縄ではいきませんので、注意が必要ですね。

 但し今回2週連続で1.00人を超えましたので、流行には入った模様です。


 49週はウイルスの検出情報がありませんでした。

 ここのところ沖縄のウイルス情報が更新されていません。

 担当者の頑張りを期待したいところですね。


 新型は40週に3件、41週に2件、42週に1件の報告です。

 さらにA香港型が39週に3件
 40週に5件、41週に9件、42週に2件、43週に4件の報告です。

 沖縄は新型、A香港型がしのぎを削る、混合感染状況ですが、
 どうやらA香港型が優勢になりつつあるようです。

          (ウイルス サーベイ ランク Aー    12.15現)
コメント
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