窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・累積患者数20万人超え、東京の流行入りは今週か。

2010-12-14 00:09:54 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が流行入り(確定)
        ・・・・・       
 ・第48週(11月29日~ 5日)・大分が流行入り(確定)、他9県が流行域突入 
 ・第49週(12月 6日~12日) 
      ・・・今週の予報・・・
 ・第50週(12月13日~19日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  48週は患者数増加の速さが増えました。

  この速さが継続しますと、早ければ49週にも定点1.00人を超えて
  流行入りする可能性があります。(微妙なところですね。)

  50週には確実に定点1.00人を超えるものと思われますので、少なくとも
  今までの予報より1週間は流行入りが早まった事になります。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               43週   44週   45週  46週   47週   48週
   A(H1)pdm     23    28    22    24    25    28
   A(H3)         73    68    76    75    71    66
   B              4     4     2     1     4     6

 48週もA香港型が減少、B型、新型が増加でした。

 新型が28%程度で増加傾向です。

 B型は1%台まで減少しましたが、今回6%まで復活です。

 A香港型優位の状況が続いていますが少し減少して、70%台を切りました。

 ・定点状況推移(人)
               43週   44週   45週  46週   47週   48週
  2010年定点データ  0.15  0.20  0.25   0.35  0.44  0.70

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第46週(11月15日~21日)     0.35人     1684人    (1.86万人)
 ・第47週(11月22日~28日)     0.44人     2113人    (2.34万人)
 ・第48週(11月29日~ 5日)     0.70人     3333人    (3.70万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第49週(12月 6日~12日)     0.98人     4685人     5.18万人

  ・14日                      0.18人                0.97万人
  ・15日                      0.19人                1.03万人
  ・第50週(12月13日~19日)     1.44人     6907人     7.63万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  20.9万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       5.9万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2080.8万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第49週(12月12日)                 19.0万人  
  ・第50週(12月19日)                 26.7万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第46週(11月15日~21日)  0.31人    0.35人   -12.2%
 ・第47週(11月22日~28日)  0.48人    0.44人    +8.0%
 ・第48週(11月29日~ 5日)  0.57人    0.70人   -17.6%

 今回の定点合計報告数は3333人で、当ブログ予報は2747人でした。

 今回予報誤差はー17.6%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.4%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は54400人程で、
 3割弱が新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7割程度で、
 新型が3割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(6割強)な状況です。

 B型は占有率が6%台にまで回復しました。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2080.8万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1519万人で、100人に62.4人が感染したことになります。

 成人は558万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・東京の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                46週         47週        48週      
               11月21日     11月28日     12月 5日
 定点あたり          0.51人      0.60人      0.76人
 東京推計値         0.27万人     0.32万人     0.41万人       
 累積患者数         1.0万人      1.3万人      1.7万人
 内、新型累積患者数    0.24万人     0.31万人     0.57万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数       163.0万人    163.2万人    163.4万人
 100人あたり       12.6人      12.6人      12.6人             
 内、未成年者は100人に58.1人が感染しました。


 東京の今回の上昇の速さは前回同様で、落ち着いています。

 この上昇スピードが続いたとすると、第50週頃の流行入りで
 全国平均と同じタイミングになりそうです。

 県別順位は47都道府県中の13位で、2つ下がりました。


 A香港型が43週に2件、44週に3件
 46週、47週にそれぞれ3件、48週の5件、確認されています。

 新型が43週に1件、46週に2件、47週、48週に1件確認されています。

 B型が46週に1件、確認されています。

 東京はA香港型が優勢な展開になってきていますね。

          (ウイルス サーベイ ランク A    12.13現)

PS

どうやら目の上のたんこぶのことでかなりお困りのようですねえ、菅さん。

でも、「目の上のたんこぶ」は取らない方がいいかもしれませんよ。

それを取ると、こんどは自分の「やりたい放題」が出てきます。

たいてい皆さん、それで失敗しなさいます。

ですからなだめて、すかして、共存しながらやっていく「知恵」がないといけません。

政治なんてなそんなもの、そうじゃないかえ皆の衆、というじゃありませんか。

御愁傷さまです。

コメント
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