窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・東京の上昇速さが落ちました。

2010-12-07 00:59:53 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が流行入り(確定)
        ・・・・・       
 ・第46週(11月15日~21日)・宮崎が流行入り(確認) 
 ・第47週(11月22日~28日)・大分が流行入り、宮崎が抜ける(確認) 
 ・第48週(11月29日~ 5日) ・・・・・今週・・・・・
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週で年末頃と思われます。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               42週   43週   44週  45週   46週   47週
   A(H1)pdm     28    23    28    22    24    25
   A(H3)         67    73    68    76    75    71
   B              5     4     4     2     1     4

 47週はA香港型が減少、B型が増加でした。

 新型が25%程度で安定しています。

 B型は1%台まで減少しましたが、今回4%まで復活です。

 A香港型優位の状況が続いているのは、変わりありません。

 ・定点状況推移(人)
               42週   43週   44週  45週   46週   47週
  2010年定点データ  0.12  0.15  0.20   0.25  0.35  0.44

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第45週(11月 8日~14日)     0.25人     1216人    (1.35万人)
 ・第46週(11月15日~21日)     0.35人     1684人    (1.86万人)
 ・第47週(11月22日~28日)     0.44人     2113人    (2.34万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第48週(11月29日~ 5日)     0.57人     2747人     3.04万人

  ・ 7日                      0.100人              0.53万人
  ・ 8日                      0.105人              0.55万人
  ・第49週(12月 6日~12日)     0.74人     3571人     3.95万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  14.2万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       3.7万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
   本日終了時点                  2078.6万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第48週(12月 5日)                 13.2万人  
  ・第49週(12月12日)                 17.1万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第45週(11月 8日~14日)  0.22人    0.25人   -11.9%
 ・第46週(11月15日~21日)  0.31人    0.35人   -12.2%
 ・第47週(11月22日~28日)  0.48人    0.44人    +8.0%

 今回の定点合計報告数は2113人で、当ブログ予報は2282人でした。

 今回予報誤差は+8.0%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.4%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は31900人程で、
 2.5割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7.5割程度で、
 新型が2.5割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(7割程度)な状況です。

 B型は占有率が4%台にまで回復しました。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2078.6万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1517万人で、100人に62.4人が感染したことになります。

 成人は557万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・東京の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                45週         46週        47週      
               11月14日     11月21日     11月28日
 定点あたり          0.37人      0.51人      0.60人
 東京推計値         0.20万人     0.27万人     0.32万人       
 累積患者数         0.7万人      1.0万人      1.3万人
 内、新型累積患者数    0.18万人     0.24万人     0.31万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数       162.8万人    163.0万人    163.2万人
 100人あたり       12.5人      12.6人      12.6人             
 内、未成年者は100人に58.0人が感染しました。


 東京は今回は上昇の速さがおちました。

 この上昇スピードが続いたとすると、第50週から51週にかけての
 流行入りになりそうです。

 県別順位は47都道府県中の11位で、2つ下がりました。


 A香港型が42週に4件、43週に2件、44週に3件
 46週、47週にそれぞれ3件、確認されています。

 新型が43週に1件、46週に2件、47週に1件確認されています。

 B型が46週に1件、確認されています。

 東京はA香港型が優勢な展開になってきていますね。

          (ウイルス サーベイ ランク A    12.6現)

コメント
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