窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・47週は定点0.44人でした。(予報誤差は想定内です。)

2010-12-03 01:01:25 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が流行入り(確認)
        ・・・・・       
 ・第46週(11月15日~21日)・宮崎が流行入り(確認) 
 ・第47週(11月22日~28日)・上位数県が流行入りか(予報) 
 ・第48週(11月29日~ 5日) ・・・・・今週・・・・・東京が流行入りか(予報)
        ・・・・・       
      ・・・中期予報・・・
 ・第51週(12月20日~26日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  現状の患者数増加の速さが継続した場合、今シーズンの日本全体が
  定点1.00人を超えて流行入りするのは第51週で年末頃と思われます。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               42週   43週   44週  45週   46週   47週
   A(H1)pdm     28    23    28    22    24    25
   A(H3)         67    73    68    76    75    71
   B              5     4     4     2     1     4

 47週はA香港型が減少、B型が増加でした。

 新型が25%程度で安定しています。

 B型は1%台まで減少しましたが、今回4%まで復活です。

 A香港型優位の状況が続いているのは、変わりありません。

 ・定点状況推移(人)
               42週   43週   44週  45週   46週   47週
  2010年定点データ  0.12  0.15  0.20   0.25  0.35  0.44

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第45週(11月 8日~14日)     0.25人     1216人    (1.35万人)
 ・第46週(11月15日~21日)     0.35人     1684人    (1.86万人)
 ・第47週(11月22日~28日)     0.44人     2113人    (2.34万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・ 3日                      0.081人              0.43万人
  ・ 4日                      0.086人              0.46万人
  ・第48週(11月29日~ 5日)     0.57人     2747人     3.04万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  12.3万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       3.4万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
   本日終了時点                  2078.3万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第48週(12月 5日)                 13.2万人  


・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第45週(11月 8日~14日)  0.22人    0.25人   -11.9%
 ・第46週(11月15日~21日)  0.31人    0.35人   -12.2%
 ・第47週(11月22日~28日)  0.48人    0.44人    +8.0%

 今回の定点合計報告数は2113人で、当ブログ予報は2282人でした。

 今回予報誤差は+8.0%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.4%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は25000人程で、
 2.5割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7.5割程度で、
 新型が2.5割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(7割程度)な状況です。

 B型は占有率が4%台にまで回復しました。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2078.3万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1517万人で、100人に62.4人が感染したことになります。

 成人は557万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


 47週は予報よりも上昇速さが小さかったのですが、予報誤差範囲には入りました。

 全国平均が定点1.00人までにはまだ時間がかかりそうですが、それでも確実に
 流行域に向かって上昇中です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする