今日の一分
『死を迎えようとしている人とともに祈ることが、私にはよくある。
死の床に就いて、自分の人生を振り返るとき、もっと多くの時間を仕事にあてればよかったと思う人はいない。
もっと家族と一緒に過ごせばよかった、とたいていの人は後悔する―』
マンハッタンの目抜通り、五番街にある大きなプロテスタント教会の牧師の言葉。
ある父親の話
ダディ、週末、釣りに連れていってよ、と息子はいつもねだっていた。
父親は、仕事が落ち着いたらと、言い続けていた。
ある日、会議中の彼を、秘書が呼んだ。秘書はタイプで打ったメモを彼に渡した。
―息子さんが学校の帰りに交通事故に遭い、亡くなりました―
忙しいのは今だけで、やがて仕事が落ち着くと誰もが思っている。だがそんなときはやってこない、私たちに与えられているのは今という時間だけだ、と牧師は言う。
アメリカの家族
岡田光世著
(岩波新書)から抜粋
《勝手に解説》
何のためにお金を稼ぎ、何のために時間を犠牲にし、何のために生きているのだろうか。
道がそれていくのは往々にしてあるが、金銭的な成功とともに比例して利己的になっていく傾向も。
反対に、辛い時やどうしようもない時こそ、絆や拠り所を求めたりする。
先日、何かのテレビ番組で言っていた。
人は、先の時間が明確になった瞬間から目的意識や集中力が増すという。
その時、思う事ってなんだろう。
それを忘れないように。
『死を迎えようとしている人とともに祈ることが、私にはよくある。
死の床に就いて、自分の人生を振り返るとき、もっと多くの時間を仕事にあてればよかったと思う人はいない。
もっと家族と一緒に過ごせばよかった、とたいていの人は後悔する―』
マンハッタンの目抜通り、五番街にある大きなプロテスタント教会の牧師の言葉。
ある父親の話
ダディ、週末、釣りに連れていってよ、と息子はいつもねだっていた。
父親は、仕事が落ち着いたらと、言い続けていた。
ある日、会議中の彼を、秘書が呼んだ。秘書はタイプで打ったメモを彼に渡した。
―息子さんが学校の帰りに交通事故に遭い、亡くなりました―
忙しいのは今だけで、やがて仕事が落ち着くと誰もが思っている。だがそんなときはやってこない、私たちに与えられているのは今という時間だけだ、と牧師は言う。
アメリカの家族
岡田光世著
(岩波新書)から抜粋
《勝手に解説》
何のためにお金を稼ぎ、何のために時間を犠牲にし、何のために生きているのだろうか。
道がそれていくのは往々にしてあるが、金銭的な成功とともに比例して利己的になっていく傾向も。
反対に、辛い時やどうしようもない時こそ、絆や拠り所を求めたりする。
先日、何かのテレビ番組で言っていた。
人は、先の時間が明確になった瞬間から目的意識や集中力が増すという。
その時、思う事ってなんだろう。
それを忘れないように。