僕の世代の週刊少年ジャンプは
北斗の拳、キン肉マン、Dr.スランプ、こち亀など超黄金期で
今みたいに娯楽がない時代だったんで
マンガは最強の娯楽であり、情報収集ツールだったから
毎週が楽しみでしょうがなかった
月曜日になると悪友達と近所の雑貨屋に170円を握りしめて並んだ
以下、長文
で
約20年ほど前に
その北斗の拳がスロット台になった
ギネスにも登録されているが
販売台数62万台で
どれだけ凄いか?って言ったら
パチンコ屋の店内全てが北斗の拳しかない
なんてお店もあったくらい
当然、販売するSammyという会社の株価も爆上げ
スロットもその当時が全盛期で
万枚という言葉が生まれたり
実際、僕も仕事よりもスロットの方で稼いでいた時があった
一日で7万枚というのが僕が聞いた最高かと思うが、換金したら等価で140万
個人的には一日の最高は18,000枚
等価で36万
月で余裕で勝ち額が100万を超えたこともある
スロット台には設定というのがあって
1〜6までの設定がある
簡単に言えば
1は出ないが6は出る
で、当時の設定6というのがエクストラ設定で
6を掴めば大体20万以上は勝てる
そんな設定でしたから
お店も設定6を入れると煽ればお客さんが押し寄せ
ユーザーは設定6を打てば1ヶ月の給料分がゲットできるんだから
そりゃ盛り上がらないわけがない
いかに、その設定6を掴むかに知力と体力と時間を注いでいたし、その価値は充分にあった
当時の知り合いはキャッシュでマンションを購入した人もいたし、国税に追徴を払った人もいた
そんなだから、仕事をしないでそれ自体を生業にする人もたくさんいたし
一般の人達はそれを夢見て借金する人もたくさんいたようだ
それによって自殺者も出てきて
国というか警察というか規制が始まって
スロットの設定の出る出ないに上限を設けてしまった
簡単に言えば
20万勝てたものが、せいぜい5万くらいになるようなイメージ
ここからがパチンコ業界の暗黒の時代になって行くんだけど
めちゃくちゃ端折ると
勝ち額を強制的に圧縮されたが
使う 負ける 金額は変わらない
そんなギャンブル誰がやるかって話で
相当な客離れが進み
パチプロもパチンコ屋も相当廃業したと聞く
そんな背景の中で
20年振りに北斗の拳がスロット台で復活した
当時を知る者からしたら
そりゃもうね
ただ、規制自体は変わらないので
勝てる金額は昔とは違うんだけど
純粋なゲーム性はそのままに楽しめるという事で
そりゃワクワクしまして
登場当初は常に満席でいつ行っても打てない
往年のファンも一巡したころ合いでようやく打てるようになった
ノスタルジックに浸る中
今、やれる規定の中で最大限楽しめるよう
再現できるように開発したのが伺えた
ただ、正直
結局は出玉性能面が全てだったんだと
懐古厨は語る
やっぱり、北斗の拳が売れた一番の理由は
プロだろうが素人だろうが
ワンチャン10万勝てた そんな台
今の規定では
時間での差玉上限や一撃の出玉上限に制限があり
一言で言えば
5万簡単に負けられるけど5万勝つのはかなり厳しい
シンプルにゲーム性を楽しむだけには
コストがかかり過ぎて一般のユーザーはついていけない
勝てるから楽しいわけで
お金がなくなっても楽しかったと言える人は
そんなにギャンブルしない人
楽しいかもしんないけど
どうせ負ける そう植え付けてしまう
写真は北斗揃いのレインボー
わかる人にはわかる
当時は、これが揃うだけで10万ゲットできるかも⁉️そんな熱い瞬間でした
結局はエンターテイメントだから
楽しませてなんぼなんだけど
色んな意味でヤラセ感が満載で
時間潰しにしても非効率かつコスト激高
なんだか寂しさを感じた