CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

周回遅れでクーラ・シェーカー

2023年07月02日 | BRITISH ROCK

今日のお昼は結構蒸し暑く感じられたのだが、夕方になると窓から心地よい風が吹き込み結構気分よく過ごせた。

こんな時には雰囲気を変えて普段あまり聴かないCDでも。

ロンドン出身のロック・バンド、クーラ・シェーカー。彼等のメジャー・デビューは1996年のアルバム、K。

(このアニメチックなデザインのジャケにもやられたね。)

私のロックの守備範囲は60年代半ばから70年代のクラシック・ロックと言われるジャンルが中心。80年代のAOR系も聴くことはあるが90年代以降に登場したアーティストとなるとほとんど知らないので彼等の存在は結構例外的ですかね。

デビュー当時はクーラ・シェーカーのことも全く知らなかったのだが、2枚目のアルバムを出して活動停止してからかなり経ったある日、音楽雑誌のレヴューでその存在を知った。

一聴してみると、なんだか懐かしい音が飛び込んでくる。

ギター、ベース、キーボードにドラムスというシンプルな編成で結構ソリッドなロックを展開、時折インディアン・フレイバーな曲も登場。

何と言ってもオルガンの演奏が何となく60年代末ごろのサイケデリックなロックを感じさせ、時折ビートルズの様な響きも…

なるほど、それでオイラの古臭いロックの琴線に触れるってわけ。

なかなかいけてます。


意外とフレッシュ

2023年07月02日 | Jeff Beck, Eric Clapton and etc.

Creamの解散前夜とでもいうべき1968年のアメリカ公演の模様を収めたライブ・アルバム、Live Cream Vol.2が1972年遅ればせながら登場。

バンドが解散して既に3年経つので賞味期限切れかと思いきや、一聴してみれば熱い演奏が繰り広げられている好アルバムだった。

メンバーそれぞれが個性が強めでバンドとして長続きする運命ではなかったようだが、願わくはバンドとして活動している間にこのアルバムが出ていれば、延命措置が取られすぐにGoodbyeはなかったのではないかと…


Back To Earth

2023年07月01日 | SSW

日本全国至る所に神社仏閣が存在し、また八百万の神と言われるほど神様の種類がかなり充実している我が祖国。にも関わらず信仰心という観点から考えると、勿論熱心な信者の方々もいらっしゃるが、一般的には困った時の神頼みとか形だけってのが一番多いですかね。

イスラム教に改宗しミュージシャンの活動の停止を宣言したキャット・スティーブンス。当時そのニュースを知ってビックリしたね。

1978年、キャット・スティーブンスの名義で発売された最後のアルバム、Back To Earth(原点に帰るって意味ですかね?)が出た。

人気が出る前から絶頂期のキャットのアルバムのプロデュースを手がけてきたポール・サミュエル・スミスが久々に登場。初期のフォーク・ロック時代の味わいが戻って来ただけにここで活動停止とは残念だった。

それまで築いてきた生活の糧を全て投げ出して信仰の世界に入っていくなんて、法事で有難い念仏を唱えていただいているのにも関わらず、5分も正座して足が痺れ出すと早く終わらないかなとつい心で拝んでしまう私にはなんとも想像のつかない世界。

私なんか、買ったジャンボ宝くじを当たるようにと拝み倒し、結局全部ハズレでBack To Earth、現実に帰るって感じですかね。