CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

忘れた頃にやってきた

2023年07月24日 | AMERICAN ROCK/POPS

イヤァ~ オイラさぁライブが苦手なんだよ。人前で楽器を弾いて歌うってのが色々神経使っちゃうじゃない? そもそもバンドのメンバーって言うよりは、裏方に徹して曲を提供するって役回りが一番合ってるって思うんだ。

てなことをドナルド・フェイゲンが言ったかどうかは定かではないが、デビュー・アルバムから1974年に出た3作目の大ヒット・アルバム、Pretzel Logicが出た時点でバンドは崩壊状態。多くのメンバーがバンドから離脱し、ほぼバンドの構成メンバーはドナルドと相棒のウォルター・ベッカー二人となり、必要なミュージシャンは外部から腕利のメンバーを起用しひたすらスタジオ・アルバムの制作に傾倒。彼らのライブ活動は終了した。

そして1980年のアルバム、Gaucho発表以降はバンド活動は休止しそれぞれがそれぞれのペースで音楽活動をスタート。

ところが1994年、何故か急に彼らのライブ・アルバム、Alive In Americaが登場してびっくり! 

1974年以来のライブ活動でその音源がCD化された。レーベルが見知らぬGiantレーベルって記載されていたから当時はブートの音源かと…

調べてみるとどうもオフィシャルの発売みたいで、なんでもドナルドの2作目のソロアルバムをウォルターがプロデュースした事によって再び意気投合し合いスティーリ・ダンとしてのライブ活動が復活!てな事だったらしい。

その中身は腕利のサポート・メンバーを集めて行われ、彼らの代表曲を中心としたライブは中々の出来。

ただバンドの活動停止からインタバルが開き過ぎたのか忘れた頃にやってきた感マシマシでチャート・アクションは全米40位と彼らにとってはイマイチだったかな?

Gauchoの後すぐに出しておけば、大ヒット間違い無しだったのにね…