欧米では学校の1学期は9月から始まり、冬季休暇後の1月から2学期が始まり大体6月初め頃には夏休みがスタート。
また向こうの企業に勤めていれば交代で夏休みとしてガッツリ1ヶ月連続して休みを取る場合が一般的で、日本における7月の海の日を付け足した3連休とか1週間にも満たないお盆休みなんて彼の地の人達と比べると本当屁みたいなもの。
ただお盆休みに有給付けて長期の休みを申請したなら、担当の人からそれはいけんよ!って無言の圧力って言うか目からビーム光線が飛んでくるからね…
そんな真夏の休日という言葉でふと思い出すのが、英プログレ・バンド、ストローブスのリーダであるデイブ・カズンズが1972年に出したソロ・アルバム、Two Weeks Last Summer。
まあ国民性っていうのは一朝一夕で変えられるものではないし、連休の締めはこのアルバムをゆったりした気分で聴くことにしよう。
因みに1972年と言えばちょうどストローブスがそれまでの芸風、フォーク・ロックにプログレ色を強調し始めた頃、同時期制作のこのソロ・アルバムも従来のトラッド・フォークにロックやプログレ色が加わる力作となった。
デイブ・カズンズもこの世界で長年活動して来て結構顔が広いようで、サイドを固めるのはストローブスに参加するギタリストのデイブ・ランバート以外にディープ・パープルのロジャー・グローバー、コロシアムのドラマー、ジョン・ハインズマンらが参加し力強い演奏を聴かせる。
特にストローブスでもカバーしているBlue Angelは格調高く上品な味わい。