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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

青盤を青盤で聴く

2023年01月30日 | BEATLES-BADFINGER関連

バンド解散後の1973年に彼らのキャリアを通してのベスト・アルバム、The Beatles/1962-1966とThe Beatles /1967-1970がそれぞれ2枚組のLPセットとして発売された。

これらは前年に発売された海賊盤の駆逐のためオフィシャルで出されたそうな。

それまでのベスト・アルバムといえば1965年のクリスマス商戦で新譜がなかった事からイギリス編集のベスト・アルバム、A Collection of Beatles’ Oldiesだけで、内容的には1965年までのベストセレクションだったので、今回の2組のアルバムの発売は、当時としては全てのオリジナル・アルバムを持っていたコレクターにとっても買い求める価値のある優れものだった。

本日は通称青盤と呼ばれた1967年から1970年の選りすぐりの作品をCDではなくレコードで聴いてみた。

改めて、よくこの短期間にこれだけの彼らの代表曲が次から次へと作れたものだと感心する。

カラー・レコードは1978年と1982年に出た。手持ちの盤は1982年のオデオン・レーベルの再発盤。

それがどうしたって言われるかもしれないけれど、ターンテーブル上の演奏中の青盤眺めていると懐かしさでいっぱい。


パンクに抗う奴等

2023年01月30日 | BRITISH ROCK

ある人に言わせると、間違った時期に間違った場所でデビューしたと言われるダイヤー・ストレイツ。

1976年、折しもパンク・ロック・ムーブメントの真っ最中に、そのお膝元のロンドンでバンドが結成された。またバンド名、悲惨な崖っぷちから想像出来る通りバンドの実態は収入が殆どない後がなく追い詰められた若者たちの集まりだった。

ただレコード会社の担当の見る目があったのか、1978年にレコード・デビューとなった。

当初はパンク真っ最中の状況で彼らが当たるかどうかは定かではなかったものの、何故かイギリスでもアメリカでもないオランダのラジオ局でシングル・カットされたSultans Of Swingがオン・エヤーされヒット。ようやく火が付きその火は全世界へと広がっていく事に。

初めて彼らの曲を聴いた時、アメリカ南部のルーツ・ミュージックにかなり影響を受けた様なサウンドで英バンドとは思えない印象だった。中でも特に軽快なエレキ・ソロが印象的なSultans Of Swingは、気分よく運転を楽しめる事から個人的には車のお供ですかね。

その後もヒット・アルバム連発で一躍スター・バンドに登り詰め、実態に合わないダイヤー・ストレイツもお役御免と相なった。