CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

聴き易いジャズをモットーに

2023年01月04日 | JAZZ・FUSION

ジャズにもっと親しみを持てるようにって事でクリード・テイラーが1967年に設立したのがCTIレーベル。

数多くの有名どころのジャズ・ミュージシャンがこのレーベルからポップなクロスオーバー・ジャズのアルバムを発売した。

ブラジル出身のミュージシャン、デオダートもそのうちの一人で、高校時代に友人からこれ聴いてみなって紹介されたのが1973年にCTIから出た2枚目のスタジオ・アルバム、DEODATO 2(邦題、ラプソディー・イン・ブルー)。

(再発CDは6、7、8と3曲のボートラが追加され、なんだか得した気分)

なるほど、ポップな仕上がりでそれまで少々苦手であったジャズの敷居引き下げた。

ガチガチのジャズ保守派からすれば、そんなのジャズじゃない!ってお叱りを受けるかもしれないけれど、まずは聴き易さを武器にアルバムをできるだけ数多く売ってある程度裾野を広げる事は必要かな?

残念ながらCTIレーベルは1978年に経営難に陥り倒産したもののその後他のレーベルに買収された。そしていまでも当時のアルバムの再発盤が新たにプレスされて世に出るってことは、レーベルの当初の目的は十分に果たされたと言えるのではないか?