先日の土曜日に急遽用事で出かけることになり、部屋着のジャージをズボンを履き替えた。
玄関を出て歩いていると何となく締まりが悪いなと思ってズボンを見ると社会の窓100%全開だったので、慌ててジッパーを閉め直した。
そう言えば社会の窓って言葉近頃聞かなくなった。
社会の窓の語源調べてみると、その昔NHKのラジオで”社会の窓”ってな番組があったそうで、何でも社会のさまざまな問題の裏側をレポートする、すなわち普段見えない部分をさらすって事から例の場所が社会の窓と言われるようになったそうな。
時代が進むにつれて、様々な情報が簡単に手に入る時代ではもう社会の窓って言葉も特別ではなくなったって事ですかね。
個人的には社会の窓ってなると思い出すのがこのアルバム。
ストーンズの数多いアルバムの中でも名盤の誉れ高いアルバムの1枚、1971年のSticky Fingersです。
ずっとギクシャクしていたアラン・クレインのABKCOとの専属契約が切れ、ようやくストーンズ・レーベルからの第一弾。
前作のLet It Bleedや前々作のBeggars Banquetも素晴らしい出来のアルバムだっが、自身のレーベルに切り替わった事で忖度なしのフリー・ハンドでアルバムの制作が出来る事となり、いよいよリミッター解除。
アルバムの内容だけでなく、アンディー・ウォーホルを起用しかなり攻めたアルバム・ジャケのデザインもストーンズのらしさ全開だった。
まあらしさ全開はいいけれど、やっぱり社会の窓全開はいつの世も問題ありですね。
着席しているキレイなおねーさんの目の前に、吊り革を持ったおっさんの全開した社会の窓! 考えるだけでも悍ましい。
電車に乗る前に気が付いて、あぁ〜よかった。
1977年の再発アメリカ盤、Brown SugarにBitchとか曲のタイトルも攻めてます。
日本の社会の窓の守りはやっぱりYKK!