クラプトンがリプリーズ/ダック・レーベルに移籍しての2枚目のアルバムが1985年のアルバム、Behind The Sun。
カラフルでちょっと能天気な感じのジャケ・デザインは後期ジェネシスってイメージかな?
個人的にはそれまでのクラプトンのイメージと違っていたからなのか、買ったけれどほとんど聴いていないアルバムでしたね。
前作が思うような大ヒット作とはならず、当時ジェネシスの活動と並行してソロでも大活躍していたフィル・コリンズを大胆にもプロデューサーに起用しアルバムを制作。
特にシンセのアレンジにソロ活動で大成功したフィルらしさが出ていたけれど、レコード会社はそれでも不十分と感じ完成した作品を却下。
アルバム内の3曲はソングライターのジェリー・リン・ウイリアムス作、テッド・テンプルマン・プロデュースに差し替えられる事となった。そのお陰でForever Manがシングル・ヒットした。
テッド・テンプルマンと言えば、ドゥービー・ブラザーズやバン・ヘイレンらをプロデュースしたヒット・メーカーでアメリカ西海岸のポップやロックの指向性が強く当時の泥臭くないクラプトンにはフィットしていたのかな?
アメリカではソコソコ売れたものの一般的にはクラプトンのカタログの中ではそれほど人気の高いアルバムではない。
しかし今一度聴いてみれば、個人的には80年代のロックに疎いオイラでも案外このアルバム結構いけるんじゃ〜って思えてきて...
21世紀も20年以上が経って、やっとオイラも80年代のロックに追いついたってわけです。