ホンダのカブではない、大根のカブでもない。
ピー・カブです。
1974年2枚組コンセプト・アルバム“眩惑のブロードウェイ”制作後、個人的な理由によりジェネシスを脱退。
数年のブランクの後、1977年ようやくソロ・アルバムを出す事に。
それがPeter Gabriel IともCarアルバムとも呼ばれるファースト・ソロ・アルバム。
ジェネシスのアルバムに収録されてもおかしくない曲や、オーケストラとのコラボ曲、ノスタルジックな雰囲気のExcuse Meとかジャズ・ブルース調のWaiting For The Big Oneなど目先の変わった曲も収録されいかにも“やりたいことをやりました、その1”って感じのソロ・デビュー。
ジェネシス・ファンの人たちにとっては待ちに待った待望のソロ・アルバムだったかもしれないが、私としては正直なところジェネシスにそこまでの思入れはなく、ヒプノシス・デザインのジャケに惹かれて買ったアルバムだった。
白黒の写真に、車のボディのみに暗く沈んだ色彩のブルーがペイントされ、車内で虚ろな表情を浮かべた白黒のピーターとの対比が面白く感じた。
ただこのアルバムなんども繰り返し聴いていると、これ結構馴染みます。
今更ながらピー・カブ、スゲエ〜
ピーター・ガブリエル:あのねぇ〜 カブじゃなねぇ〜ってば!
ピー・ガブだよ!