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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

時は1976年、ボストン

2016年12月06日 | AMERICAN ROCK/POPS
トム・シュルツ:俺たちのメロディアスなハイトーンのボーカルとギターから作り出されるサウンドがスペーシーで神秘的な印象を与えるからって、デビュー・アルバムのジャケ・デザインにスペース・シップのイラストってチョット安易じゃない?

俺たちとしては、ギター・バンドなんだからジャケにはギターのデザインを使って欲しいよ。

デザイナー:それじゃ、エレキ・ギターの形をしたスペース・シップなんて如何かな?

トム・シュルツ:うーん、悪かぁ無いけど…

だけどスペース・シップって、今までのSF映画なんか見ると地球の侵略を企てる宇宙の侵略者の乗り物ってイメージ有るけど。

やっぱり、セーブ・プラネットってか、地球を救う正義のスペース・シップでなきゃ。

デザイナー:それじゃ、エレキ・ギターの胴体の上部に、透明なドームで囲まれたボストンの市街地を配置し、寿命により破壊寸前の地球から間一髪脱出する巨大スペース・シップって設定では?

トム・シュルツ:おいおい、カーク船長率いるUSSNCC-1701エンタープライズだって、全長289Mだぜ。


ボストンの中心部の市街地をドームで囲うだけでも相当な大きさになるぜ。

空想とは言え全長数十キロにもなりそうなでっかいスペース・シップ描いちゃって大丈夫?

デザイナー:情報によると翌年公開予定のSF映画スター・ウォーズでは、全宇宙の支配を目論む悪の帝王ダース・ベイダーが建設する、惑星を一撃で破壊可能なスーパー・レーザー搭載したデス・スターなる宇宙ステーションが登場。


その直径は約120KM。それならば今回の超巨大スペース・シップも、まあ何とか理解してもらえるのではないかと。

な~んて会話があったかどうか定かではないが...

1976年ボストンの全米3位、累積販売数1800万枚を超えるメガ・ヒット・アルバムがギター型スペース・シップをあしらったジャケットで登場。


この奇抜なスペース・シップのイラストはボストンのロゴと共に、40年たった今でもバンドのトレード・マークとなっている。

これはこれですごいこと。

助手:博士、大変です! 先ほど気象庁の発表によりますと地球がXXX年後に崩壊するかもしれないと。

博士:なんと!ワシらも脱出用のスペース・シップの建造に早速取り掛からねば!

助手:博士、無理です! 我々の技術力と資金力では紙飛行機が精一杯です!

博士:無念じゃのう~ それじゃ、無事脱出を空想するだけでも 取りあえず“幻想飛行”聴くとするか。

MORE THAN A FEELING~♪♪

助手:博士、大丈夫です! XXX年後となると我々はこの世には存在していません。

博士:それじゃ、フィーリングもへったくれも無いということじゃのう~