1965年、イタリアで製作されたクリント・イーストウッド主演のウエスタン。日本ではマカロニ・ウエスタンと呼称され人気を博した。アメリカ製のものと違って結構迫力のあるバイオレンス・シーンがあり、特に銃撃戦の脳天が撃ち抜かれる刺激のあるシーンは結構攻めた製作手法だった。
荒野の用心棒が大ヒットしたおかげで、フランコ・ネロ、ジュリアーノ・ジェンマにリーバン・クリーフら新しいスターが誕生し、新しいアイデアも取り入れ進化していった。
同様に音楽界も従来のカンッオーネと称されたポップ・ソングだけでなく、70年代にはイギリスやアメリカの影響を受けたロック・バンドが続々登場。特にこれぞヨーロッパって雰囲気のイタリア語で歌われるプログレ・バンドに新鮮さを感じた。
本日は1970年にローカル・デビューを果たし、ディープ・パープルやイエスのイタリア公演の前座として登場したPFM(プレミアータ・フィルネリマ・マルコーニ)の演奏が高く評価され、1973年ELPが設立したマンティコア・レーベルから歌詞を英詞化して世界デビューすることに。日本のプログレ・ファンの中でも注目を集め結構高い評価を得た。
本日は彼らが1973年から1977年まで在籍したマンティコア・レーベルに残した4枚のスタジオ・アルバムと1枚のライブ・アルバムから厳選して収録された2000年に日本ビクターから出た日本独自の編集ベスト・アルバム、Pieces From Manticoreでも。
PFMを一気に味わうならこのコンピ盤が最適。
ただ歌詞をダイレクトに理解出来ないオイラからすれば別に英語よりイタリア語で歌った方がマカロニ・プログレらしくていいんじゃねぇ?って思う。
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