風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

2012-5 三浦半島探検2~どきどきゴーストタウン

2012-05-05 | 神奈川
三浦半島を巡るニッチな探検、その(1)からの続きです。



団長に、いくつものトンネルの迷宮にいざなわれた後、田浦ゴーストタウンに導いていただきました。
日本のゴーストタウンといったら、千葉リーヒルズ…と思いながら歩いて行くと、ほたるの里という看板を発見。
ステキじゃないですか。
でも、細道に連なる家はどれも、廃墟だらけ。
明かりも少なく、夕方以降には静まり返って、怖くなってしまうでしょう。

こんな看板を見かけました。


!注意!
この付近一帯
マムシがでます
    気をつけてください!」




「この付近一帯に
マムシ 
がいます。注意して下さい。
今どんどん増えています
見たら殺して下さい」


ひえ~!!
注意だけならまだしも、「見たら殺して」って、ハードル高くないですか!?
助けてはくれないわけですねー。

マムシって、実際見たことがない気がします。
大蛇のようなもの?ツチノコ?
どんなものか知らないのなら、ばったり出くわしてもわからないうちに、飛びかかられてしまいそう~。

いやあ、これは蛍どころの話ではありませんね。

しかし団長はさすがタダモノではなかった!
"横須賀で捕れるマムシを 「海軍マムシ」 と命名 & ブランド化して、「カレーとマムシの街・よこすか」 をアピールしようか" と、テーマパーク「海軍マムシランド」のオープンなどについてさっそく考え始めたようです。
(詳しくは兄のブログ参照)
マムシでさえも特産品にしてしまうとは~!
海軍マムシのコンフィって、うっかりおいしそうなんですけどー(笑)
関西では鰻丼のことを「まむし」というそうですから、西の人たちがうっかり勘違いして食べちゃいそうです!



(私はどこまで来たのかしら~、確かここって、横浜の隣の市のはずだけど~)と、遠い目になりつつありましたが、更に驚いたのが、京急線路下。
1.5mの低い通路です。



ここから、走り去る京急が間近に見上げられるんですね。
ゴゴゴ・・・という列車が近づく音を聞いて、スタンバイして、あっという間に走り去る京急を眺める。
すっごい迫力!これはもう完全に、度胸試しです!



それから、小川のそばでおもむろに立ち止まった団長。
何だろうと思って、川をのぞいていたら、そこにはマンホールが。
川底にマンホール??
どういうことでしょう。謎すぎます。
あそこを開けて、中に入ってみたいものです。
あ、アクアンの住みかかも。あそこから消火栓を引っ張ってくると。なるほど!



駅から港へと続くトロッコ路線の跡が交差している箇所も見せてもらいました。
すでにマニアック度飽和状態でふうふうの私、ちょっと気を抜いていたら、線路跡に夢中の(の)さんに「ちゃんと見て下さいね」とすかさずゲキを飛ばされました。
ヒ~、ハードボイルドー。



線路は、茂みの向こうへと消えていきました。
少しずつ整備されて、線路の跡も消え行く運命にあるんだとのこと。
貴重な光景です。見られるうちに見ておかないとね。



ほかには、十三峠に向かう巨大な「のの字橋」も渡ってもらいます。
のの字橋って、よく高速のジャンクションにある、あれですね?
角度は悠々の540度だとか。これも写真ではなにがなんだか、さっぱりわかりません。
実際に通ってみないことにはね。
中は児童公園になっていました。

すごいなあ、奥が深いなあ、横須賀。
本当にこの辺りは起伏のある土地だということがわかります。
山を切り崩して大型マンションを建設していたり、急斜面を段々にして家を建てたり、なかなか思い切った土地開発に乗り出していることもわかりました。
見ているだけでも、結構危なっかしい家もちらほら。
三浦半島は、断層地帯ですし、大丈夫かしら。



個人的にとってもナゾだったのが、この物体でした。
駐車場に停められて(?)いたんです。
持ち手があるっていうことは、二人で遊ぶもの?
でもどうやって?ラブラブカップル仕様?
うーん、実際に乗って、試してみるんでした!団長、今度解明してきて下さい!





お昼は、浦賀のシーサイドのワンこぱんで。
お店の人ともお客さんとも顔なじみで談笑する団長。顔が広いです。
海日和のいい天気なので、たくさんのクルーザーが海に浮かんでいます。
隣がマリーナになっており、クルーザーが引き上げられて陸に上がる様子を、パンを食べながら見学しました。













ゆっくりと持ち上げられたクルーザーを、待ち構えていたクレーンが連結して、マリーナへと引っ張っていきます。
なるほど、こんな仕組みになっているんですね。
舟は、ナイト2000のように自力で海に飛び込んでくれませんからね。

車は観音埼の前を通りました。
観音埼はお気に入りの場所で、時々行ってリフレッシュしたくなります。
ただ、この日はすさまじい駐車場渋滞ができていました。
さらに、磯辺にはカラフルなテントが無数に張られており、見たことのない混雑ぶりにショック。
見るからに、人でごった返していました。GWですね。



そんな人の集まる場所は素通りし、私たちが周ったのは、人けのないところばかりでした。
今は廃墟化している元自衛隊官舎の奥にある、巨大な横穴も見学しました。
海軍が、かつて鉄砲練習をした穴だそうです。
あまりの巨大さに、驚きました。なにかが確実にひそんでいそうです。
・・・マムシの巣窟?(まだゴーストタウンの呪縛が解けていない)

団長と(の)さんが、相当ディーープだということが、よーーくわかりました。
(の)さんは、団長に刺激されるところがとっても多かったようです。
途中からは「谷戸、谷戸・・・」と、うわごとのようにつぶやいていました。



最後には、堀の内で車を下してもらい、解散です。
団長、どうもありがとうございました。とっても盛りだくさんでした!
横須賀にあんなに隧道があるなんて、全然知らなかったし、道を知っている人でなければ、とても案内してもらえない場所ばかり。
驚いてばかりでした。
山あり、海ありの、バランスバッチリのご案内で、すっかりリフレッシュできた気分です。

横須賀はもっと知っていると思っていましたが、それは表向きのメジャーなところばっかりだったんだなあと実感。
いやあ、ほんとうに奥深かったです。マニアックぶりが炸裂する二人が、蜃気楼の向こうの人影のように、いつになく遠く見えました。。。
ううむ、団長のあまりの町の達人ぶりに、妹分としてもなんとか頑張らなくちゃという気持ち。(でも、どうやって?)

さっそく後日、団長に御礼のメッセージを送ったところ、
「トンネル、ラウンダバウト、危ない家、管路隧道、ゴーストタウン、怖い京急、のの字橋、川底マンホールなどなど。
これからの(り)さんの人生にきっと役立つ物ばかりですので、これからも三浦半島をよろしくです。(笑)」
というありがた~いお言葉をいただきました。
そうですか、きっとこの日の体験が、血となり肉となって私を助けてくれるんですね!?

こういった散策は初めてで、おもしろかったし、日々充実して生き生きしている兄がとっても眩しく見えました。
尊敬します、兄様! サウイフモノニ、ワタシハナリタイ。
とりあえず、ラウンダバウトは近所に思い当たる候補があるので、写真を送ったら、鑑識してくださいねー♪

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