風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

南海電車で高野山 2-(2)

2013-07-07 | 近畿(奈良・和歌山)

2日目その1からの続きです。

◆ 高野山駅着 

宿坊で荷物を受け取り、宿の人とお坊さんたちに別れを告げて、バスに乗り込みました。
藪僧侶、永崎僧侶、お世話になりました。
高野山ビギナーの私たちに合わせて、優しく柔らかく応対してくださる、まさに宗教者の鏡のようなお二方でした。



昨日来た道を戻って、ケーブルカーに乗り込みます。
またもや一番前にかぶりつき。ああ、幸せ~。

この写真だと、上がっていくのか下っていくのか、わかりませんね。
下っていくのです。



今回は子供たちもいなかったので、場所を譲ることもなく、出発です。
発車から到着までの5分間の行程を、動画に撮りました。ぜいたく!
これでいつでも高野山気分!

高野山ケーブル(高野山~極楽橋)下り 2013.7.7

◆ 特急こうや

極楽橋駅まで降りると、気温が上がったなと感じます。
それから「特急こうや12号」に乗り込みました。
行きの「特急りんかん」とは、車体が変わります。
ホームで「こうや」を激写していた人につられて、私も撮ってみました。
新しい車両でしょうか。撮っている人たちはみんな、子供ようにキラキラした目をしています。



下山して、wi-fiがつながるようになりました。
日本橋の奈良まほろば館の社長と知り合いで、私と一日違いで高野山を訪れると聞いていましたが、メールをチェックしたところ、彼も到着後、藪僧侶に案内をしてもらっていると判明。
偶然にびっくりしました。藪僧侶は、私たちを見送ったあと、今度は社長応対をしていたんですね。
今年5月にまほろば館で講義を行ったご縁のようですが、休む暇がありませんね。それも修行のうちでしょうか!?
東京と高野山は、遠いようで近いんだなあと感じます。

アンケートを書こうとしても、揺れてなかなか文字が書けず、線路が蛇行しているんだなとわかります。
天空と同じ線路ですからね。クネクネ道が延々続くということは、昨日先頭車両から眺めて知っています。
そのうち、心地よい揺れに誘われて、眠ってしまいました。

◆ 特急ラピート

帰りは、九度山に寄らないため、途中下車もなく、あっという間になんば駅に到着。
そこからは、「特急ラピート67号」に乗りました。
昨日、乗りそこねたこの電車。
カッコイイですよね~。濃紺のガンダムみたいで。
大興奮です。かぶりつきで、バシバシ写真を撮りました。

正面顔。ホーム上部が、波波ー。



ガードも、波波ー。



斜めからも、かっこいい!



横顔もナーイス!

 



しかも今回は、最高級のスペシャルシート車両!
一列三席のゆったり仕様です。



窓は丸くてオシャレ。鏡もドアの嵌めこみガラスも、円形で、柔らかい印象です。
いいなあ。関東でもこういうデザイン性の高い電車が走っていれば楽しいのに。



座席はのびのびゆったり。テーブルも丸い感じでした。



途中、大阪にできたばかりの、高いビルが見えました。
アッコさんに「あのビルの名前、なんだっけ?アベノミクスじゃなくて、アベノサーカス?」と聞きましたが、二人とも出てきません。
正解は、あべのサカスでした。
浜っ子としては、ランドマークの記録が抜かされて悲しいわ。



電車はすぐ横を通り過ぎました。下から見上げると日本一納得の、空にも届く高さでした。



サザンプレミアム、りんかん、こうや、そしてラピートと、今回の旅で南海の特急全てに乗ることができました!
すごいわ!鉄子カンゲキ!
南海さん、どうもありがとうございます。

ラピートは、海の上を通って、関空へと近づいて行きました。
ベイブリッジみたいな橋が見えます。あれは何ブリッジかしら?
やっぱり橋が気になる私、鉄橋に視界が阻まれる中、行きも帰りも何度もトライして、ようやく撮影できました。


 
◆ スターフライヤー

快適なラピートはあっという間に空港に到着します。
ああ、このまま東京まで連れて行って貰いたいくらい!
関空に七夕飾りがあったので、「パイロットになりたい」とかほのぼのしたことが書いてあるのかなと思って見てみたら
「二度と飛行機に乗り遅れませんように」と書いてありました。
切実だわ!私も一度やりおったことがある(しかもヨーロッパ便!)ので、気持ちはよくわかりますが。

聖地からシャバに降りてきたので、お肉も解禁!Qとばかりに、551蓬莱の豚まんを食べようとしましたが、空港のレストランにはなかったので、残念。
帰りはスターフライヤー。初めて乗ります。
黒を基調としたシックな機内は、ビジネスマンが喜びそう。
シートは革張りで、ゆったりとしていました。


ドリンクがフタ付きで出てくるのもいいし、避難誘導ビデオがニンジャなのも面白かったです。
快適なフライトでした。

到着後に「東京はただ今26度です」とアナウンスが入り「夕方なのに?」と驚きましたが、実際に外に出ると、もわっと熱気がたちこめていました。
知らない間に関東地方は梅雨明け宣言していたんですね。
高野山から下ってきた身には、驚きの暑さ。
また山の上に戻りたくなりました。

◆ epilogue

一泊二日の高野山の旅。移動が大変でしたが、きちんと調べていけば、スムーズに行けるとわかりました。
首都圏から高野山に行く時には、一泊だと少し慌ただしいので、二泊くらいできればゆったり周れそうですね。
世界遺産の仏教の聖地、高野山。
ミシュランで紹介されたためか、外国人観光客の姿を多く見かけました。

平成27年に開かれる「高野山開創1200年記念大法会」に向けて、もうすでにカウントダウンは始まっているよう。
その時に、新しく生まれ変わった中門を見てみたいです。
まずは、9月に東京で開催される高野山カフェに参加したいわ。
非日常感たっぷりの場所で歴史と仏教に触れることのできた、印象深い旅でした。



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